2015年11月15日日曜日

マルチレイヤー



皆様こんんちは。

本日は面白い物が届いたのでご紹介させて頂こうと思います。

弊社提携工房のお話は当ブログでご紹介させて頂きましたが、
続々とお客様からの御依頼を頂きまして大変有難い状況です。

その御依頼の中で、「マルチレイヤーは出来ないの?」という
ご相談を頂きましたので、提携工房にてサンプルの作成を致しました。

まず、「マルチレイヤー」についてご説明させて頂こうと思います。
「オーバーカラー」「オーバースプレー」「オーバーラッカー」などなど
色々な呼ばれ方をしてます。

60年代に、Fender社の基本カラーであるサンバーストカラーの
上から別の色を塗り、カスタムカラーとして販売された物の事です。

なぜその様な事をしていたのかというのは諸説ありますが、
基本的には、基本カラーであるサンバーストの在庫が過多の時に
別色のオーダーが入り、上から塗り直したという事だと思われます。
使い回すにしろ、剥がして塗りなおす事をしないあたりが、アメリカンですね(笑)

とはいえ、そんな生い立ちの「マルチレイヤー」物は年数が経ち、
ビンテージと言われる様になった今では、レア物感も手伝い、
人気があり、価格も高騰していますね。

そんな状況から、今では当時の「マルチレイヤー」を模したモデルも発売
されています。


と、前置きが長くなりましたが、サンプルをご覧下さい。

マルチレイヤー リフィニッシュ レリック加工

こちらがそのサンプルです。
サンプルなので、端材に吹いてもらっています。

お客様の希望で、サンバーストにホワイトが
オーバーカラーされています。


もう少し塗装面の具合を見やすく、
近くに寄ってみましょう。

マルチレイヤー レリック加工

近くから見るとこんな感じです。

手前が木肌、その上にサンバースト、
そしてトップにはホワイト。

しっかりとクラックも入っていますね。


マルチレイヤー クラック

クラックの具合はこの様な感じです。

もちろん、ホワイトの部分にはムラをわざと付け、
焼けを表現しています。

通常のホワイト1色のボディも悪くはないですが、
何となくのっぺりとした印象になりがちですよね。
それがマルチレイヤーだと、表情が付いて、
風格が出て、説得力も増しますね。


ちなみに、弊社提携工房でのマルチレイヤーは、
お客様の塗り直したいギターが元々
サンバーストのギターであっても、一度塗装を全て剥がし、
新たに一から吹きます。

それは、マルチレイヤーという塗り重ねの技法
だからこそ、なるべく薄く仕上げたいという事と、
元々の塗装はラッカーと言っていても、
下地から完全に100%ラッカーとは
言い切れないからです。


サンプルは店頭にありますので、
お手に取り、じっくりとご覧になって頂くと、
リアルさを感じれると思います。

ご来店お待ちしております。






~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686