2016年2月27日土曜日

ECカット再び。




皆様こんにちは。
本日は、弊社提携工房の作業をご紹介させて頂こうと思います。


ここ最近なぜかお問い合わせが増えている「ECカット」の作業です。




ECカット

前回ECカットをした時の切れ端を当てて、
カットラインをイメージしていきます。

ただし、ギターは1本1本個体差があり、
ボディー形状も思っているよりもズレがありますので、
結局はその個体に合わせ、一からラインを描いていきます。

この辺はもうセンスとしか言い様がありませんね。


ECカット

マスキングテープを貼り、カットラインを記入した後、
いよいよカットしていきます。

まさに緊張の一瞬ですね。


Gibson ECカット

カット終了。。

この時点では大きめにカットしてあるので、
目指すべき本来の形ではありませんね。

ここから怒濤の削り作業が待っています。
この削りの作業で最終的な形を作っていくのです。

木工というより、芸術に近い感覚です。


エクスプローラー ECカット

ところが、トラブルです!!

Gibson製品の多くは、ボディーエンド側のストラップピンの
穴に樹脂のスリーブの様な物が入っているんです。
ネック側のストラップピンは普通のネジ穴なのに、何故か・・。

実はコレ、Gibsonの生産ラインの都合上の物なんです。

Gibson製造ラインの塗装~乾燥の工程で、
このエンド部分にネジフックを打って、逆さ吊りにして
工場を流れていくんです。

その為にネジ穴の補強が必要になり、
樹脂アンカーを打っているんです。

でも、今回の作業は塗装もしなくてはなりませんし、
ボディーをカットした事でストラップピンの位置も
変えるので、撤去しなくてはなりません。




エクスプローラー ECカット
まず、青い樹脂の部分もろとも穴を開けてしまいます。


エクスプローラー ECカット
ダボと呼ばれる穴埋め用の材を製作します。
もちろん、ボディに使われている材質と同じ
マホガニーを使用します。

エクスプローラー ECカット
出来上がった埋め木です。
綺麗な丸棒になっていますね。
もちろん木の繊維方向も考えてありますよ。


エクスプローラー ECカット
接着剤を塗り、ハンマーで叩き込んでおきます。
ピッタリ過ぎてもう二度と抜けないでしょう。


ECカット
ノミを使い、余分な部分を落としていきます。


ECカット クラプトン
ここから、やっと成型の削り作業に復帰出来ます。
この写真の様なモノを見ると、
埋めた部分を触りたくなるのはワタクシだけでしょうか?(笑)


ECカット クラプトン
とにかく削ります。
全体のバランスを見ながら、
美しいカーブを目指し、
同時に直角にも気を配りながら・・・


ECカット
切り口外周の角部分も、
他の部分との違和感を無くす様に
アールを付けていきます。


ECカット ボディ切断

出来ました!!
と記事で見ているとアッという間ですが、
すさまじい時間が掛かっております。

なにせ手作業ばかりですから。。


この後いよいよ塗装をして、完成となります。

もうしばらくお待ちくださいませ。





~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686