2016年3月12日土曜日

オリジナルピックガード製作



皆様こんにちは。
本日は弊社提携工房でのピックガード製作の模様をお伝えしようと思います。

どんな風に作っているのか意外と解らないですよね?

今回は、元々ピックガードの付いていないベースに、
アクリル素材、厚み3mmというオーダーでした。



それでは始めましょう!


まずは、お客様と打ち合わせの上、
形状を決めます。
その形状を仮の材で作り、型とします。

ネジ穴などの位置もこの時点でしっかり決めます。



本番のアクリル材にキズ防止のマスキングテープ
を張り込み、そこへ先程の型を載せ、
マジックでなぞり、カットラインを書きます。
これはあくまで目安の線です。

カットラインが書かれたアクリル材に鋸を入れる
為のきっかけとなる穴を開けている写真です。

アクリルはあまり粘りが無く、簡単にひび割れるので
慎重に作業します。


鋸でカットしていきます。
あくまでラフカットなので、
書いてある線よりも少し外側で切ります。


ラフカットを終えたら、最初に作ってあった型と
重ね合わせて穴を空けていきます。
その穴を利用し、ボルトで型と本番用のアクリル材を
重ねて固定します。



ラフカットした材は、型より少しはみ出ているので、
そのはみ出ている部分をルーターでそぎ落としていきます。

ルーターとは、型の部分にコロ(切れない部分)を当て、
アクリル材部分のみに刃を当てて、型と同じ形状に
出来る工具です。
使い方次第で、様々な加工が出来、
木材に段つき加工(バインディングを貼る為のの溝)や、
ピックアップなどのキャビティーを掘る事や、
ボディーのエッジを丸めたりとかなり使える工具です。

もちろんギター製作用という訳では無く、
木工などに携わる職人さんなら殆どの方が
使ったことがあるのではないでしょうか。


お次はピックガードのフチを斜めに落としていきます。
ルーターの刃を付け替え、写真の様に
傘の様に開いた刃にします。

ちなみに先程の工程ではこの刃が筒状のものを
使っていました。

この刃の出し具合を調整するのもまた経験と勘です。



写真では解り辛いかもしれませんが、
直角だった断面がどんどん斜めになっていきます。

そして凄まじいカスが舞散り、雪の様でした。。


やはり手加工は大事です。
機械ではどうしても出来てしまう切削痕を
滑らかに仕上げていきます。
結局は手でやすりなんです。


ある程度切削痕も消えたら、より滑らかに、
そしてエッジの光沢を求めてバフを当てます。

バフというのは、柔らかい布の様なモノが、
写真の様に高速で回転し、磨き上げてくれる機械です。

摩擦でピックガード素材を痛めない様に
当て方をコントロールします。
やはり技術が必要な作業です。


磨きを終え、ボディに取り付けました。
この透明感、エッジのツルッと感、
滑らかな曲線。素晴らしい出来です。


お客様もご満足頂けた様でした。



弊社提携工房ではこの様な加工もやっております。
オリジナル形状のピックガードを作りたい、
純正カラーとは違う色のピックガードにしたい、
などなど、ご相談下さい。

素材、厚みに関しても、出来る限りご用意いたします。

ちなみに、ビンテージストラトマニアには堪らない
セルロイドの白黒白3Pの素材もありますよ。。




~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686