2016年3月7日月曜日

細部へのこだわり。




皆様こんにちは。

前回の記事「ミニハムバッカー」はピックアップについてのお話でしたが、
今回はもっともっと細かいパーツのお話をしたいと思います。

前回の記事に登場して頂いた当店のお客様所有の
大野楽器オリジナルギター「ストラトポール」にどんなパーツ
を使用しているのか。。

正直音には関係の無い部分かもしれませんが、
ピックアップ交換などを経て理想のサウンドを手に入れたら、
お次はルックスでしょという具合です。


元々、「ストラトポール」のコンセプトは、

Fender 1961 Stratocasterと、Gibson 1956 LesPaulを掛け合わせるといったものでした。

参照http://macs-ohno.blogspot.jp/2015/08/blog-post_9.html 

今回このお客様はピックアップをミニハムバッカーに交換したので、
若干コンセプトを変更する事にしたんです。

いったい何の話だ?、と思われるかもしれませんが、
エレキギターは、各年代で仕様が少しづつ違っていて、
細かなパーツの変更点などが、その年代の外観上の特徴
になっていて、年代を見分けるポイントになっていたりするんです。


つまり、Gibson LesPaulの1956年モデルはP-90ピックアップですが、
ミニハムバッカーの設定は無く、ミニハムバッカー搭載のLesPaulと言えば、
1969年の「LesPaul Deluxe 」となる訳です。

という事で、このお客様の「ストラトポール」は
1961 Stratocasterと、1969 LesPaul Deluxe の掛け合わせというコンセプト
に切り替え、パーツ変更をしていきます。

まず、1969 LesPaul Deluxeのパーツ類の特徴を見てみましょう。

ミニハムバッカー搭載の
1969年
Gibson LesPaul Deluxe

特徴としては、当然ですが、ミニハムバッカー搭載。
P-90サイズのマウントリング(エスカッション)。

そして、「リフレクターノブ」と呼ばれるノブの上面に
「Volume」「TONE」と印刷されたメタルプレートが付いている
ノブが使用されています。
写真では解らないとは思いますが、1から10までの目盛りが
裏から彫ってあり、表側から見ると立体的に見えます。

そのノブの下には、「ポイントワッシャー」というノブの目盛り
に対して目印となるモノが付けられています。

その他にも弦が乗っているサドル部分がプラであったり、
ブリッジやテールピースの素材や、様々な特徴があるのですが、
「ストラトポール」に置き換えが可能なパーツとしては、
ノブ周りなのではないでしょうか?

↑1956LesPaul等に使われるベルノブ。
↑1969LesPaul Deluxe等に使われるリフレクターノブ


↑ポイントワッシャー



ストラトポール ミニハム
コレが「リフレクターノブ」です。
よく見かける「ベルノブ」とは全く違う雰囲気ですよね。
「ポイントワッシャー」も付けてみました。


いかがですか?、ノブ交換しても音には全く影響しません。。
一方、ポイントワッシャーは、音は変わりませんが、結構便利です。
ボリュームやトーンを調整しながら演奏するスタイルのプレーヤー
は一目でセッティングが解るので良いと思いますよ。

最近のレスポールや、その他のギターにも
ポイントワッシャーは使われなくなってしまいましたね。
ほとんど見かける事はありません。

まぁ、製作時に、0位置を気にしながらボリュームポットを取り付けるという
面倒な工程が増えてしまうので、省かれていったのでしょう。


でも、パーツとしてはまだまだ手に入りますので、(しかも結構安い)
皆さん是非お試し下さい。



そして実は、そのボリュームノブの上に写っているセレクタースイッチも
交換しているんです。
最近のレスポールやその他トグルスイッチを採用しているギターの
スイッチを固定しているナット部分はフラットな形状で、
ビンテージギターに使われているスイッチナットは、
表側からスイッチ本体を迎えに行く為、すり鉢形状になっています。
解りにくいうえ、気にしている方も少ないかもしれませんが、
こんな細かなパーツもビンテージから型を取った精巧なレプリカパーツ
が発売されていますので、あれこれ組み合わせて、楽しんでみてはいかがでしょうか?

リフレクターノブ スイッチリング
すり鉢状になっていますね。
ギザギザの角も少し取れたような雰囲気。

↑よく見かけるスイッチリング。




↑ビンテージなどに使われる
すり鉢状のナット。
ボディトップ材が厚い場合によく使われていた。



ストラトポール ミニハムバッカー
全体の完成写真です。
こだわり満載の1本が出来上がりましたね。
LesPaul Deluxeの雰囲気もよく出ていると思います。

こういった音に関係無いパーツは、
自己満足であることは間違いないですが、
その自己満足こそが、プレイをしている時の
気分の良さ、つまり気持ちの安定を生み、
良いプレイが出来て、
結果として良い音に繋がる事もあるのではないでしょうか?


せっかくのギターです。
弾き心地、サウンド、ルックス
全てに拘りましょうよ!









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