2018年3月1日木曜日

限定品。ファンフレット。




皆様こんにちは。
昨夜から今朝までの雨は凄い勢いでしたね。
でも、沢山降ってくれたおかげで久しぶりに湿度が上がり、ホッとしております。
ということは、そろそろネックが動く時期になりますので、ネック調整等お気軽にご相談下さいませ。


そんな中、希少な限定品が入荷して参りましたので、ご紹介させて頂きます。

まず、今回のモデルで最も特筆すべき点として「ファンフレット」という点が挙げられると思います。
とはいえ、既に各社モダンな仕様のモデルには採用しているので、ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、???という方の為にご説明します。

通常、フレットはナットに対して全てのフレットが平行に打ってあります。
「ファンフレット」はというと、ナットから指板エンドに対して扇型に広がりながら打ってあります。ん—言葉だと何とも説明がしにくい。。。

写真を見て下さい。
E-Ⅱ CR-5 MS

お解りになりますでしょうか?
1弦側は狭く、5弦側は広くなっていますよね。
何故にそんな事をするのか?

5弦ベースなどは特にですが、低音弦のテンション(弦の張力)が不足しがちで、
音程感が損なわれていたり、ビビり音がでてしまったりと、クリアな低音が出ません。
そこで、「ファンフレット」を採用する事で、5弦側が長くなり、つまり弦長が長くなり、
テンションを稼げます。

その為、各弦でスケール(長さ)が違い、今回のベースの場合は、
1弦が33インチに対し、5弦は36インチとなっています。
全弦が36インチスケールで通常フレットのベースも存在はしていますが、
全体のサイズがかなり大きく感じてしまいます。
「ファンフレット」を採用すれば、全体のサイズは通常のベースと変わらないのに
36インチを実現出来るのです。

あとは・・・
弾き心地がどうなのか・・・という部分が最も懸念される部分だとは思います。
が・・・・
意外と違和感無く弾けてしまうのです。
むしろ、人間の手首の動きに対して自然な広がり方なので、
ローポジションからハイポジションまでストレス無く弾く事が出来ます。

押弦する際の多少の感覚的ズレは、4弦ベースから5弦ベースを持ち替えた時の違和感程度なので、数分弾いていれば慣れる程度です。


と、こんなに説明してからとなってしまいましたが、
モデル名は、
E-Ⅱ CR-5 MS
というモデルで、E-ⅡというのはESPブランドの一つで、主に海外向け商品を展開する
部署です。

まだネットで検索してもほぼ出てこない商品なので、レア度はかなり高いと言えるでしょう。

では、より細かく見ていきましょう。

E-Ⅱ CR-5 MS

ファンフレットならではの斜めに付いているナット部分。

E-Ⅱ CR-5 MS

これもファンフレットならではなのですが、ブリッジもかなり斜めです。
この角度を実現する為に、ブリッジは一体にはなっておらず、各弦毎に独立した
構造となっていますので、組み込みには「精度」が求められますね。


E-Ⅱ CR-5 MS

ボディトップには貴重なKOA材を採用し、バックにはASH材を採用。
バックから見ると、ボディの独特なシルエットが際立って見えますね。

この形状、秘密があって、座って演奏する際に役立つ形状なんです。

E-Ⅱ CR-5 MS

まず、通常の「座って弾くスタイル」です。
まぁ最も一般的なスタイルです。

E-Ⅱ CR-5 MS

クラシックギタースタイルともいうべき足台を使用したスタイル。
ハイポジションを多用し、よりテクニカルな演奏をする方はこのスタイルの方が
弾きやすく感じるのではないでしょうか。

この独自のボディ形状のおかげで、左右の太ももにフィットするので「安定」します。
事実、当店スタッフも「しっくりくるー」と言っていました。


E-Ⅱ CR-5 MS

ヘッドの厚みも独特で、かなり分厚いです。
通常13㎜から15㎜程度なのですが、
このモデルでは19㎜もあります。
ファンフレットに頼り切るのではなく、
ヘッドの質量にも気を配り、楽器全体で「クリアで芯のある低音」を生み出す努力を
しています。細かい部分ですが大切です。


E-Ⅱ CR-5 MS

コントロールは、
3つ並んでいるのが「ハイ」「ミドル」「ロー」の3バンドイコライザーで、
ミニスイッチはそのイコライザーをオン・オフする為のものです。
奥に見える大きめの2つのつまみが
「マスターボリューム」とピックアップの「バランサー」です。

最も解り易いアクティブコントロールだと言えますね。
非常に実践的で好感が持てます。

E-Ⅱ CR-5 MS

最後に小さな部分ですが、サイドポジションマークです。
これは、「蓄光」素材が使われており、暗い場所で光ります。
こういった部分は「現場」では非常に役立つ機能ですね。


こういった所謂「ビンテージ」とは対極の「ハイスペックモダン」なモデルの
場合はとことん「現場主義」な造りが大切ですよね。


「ファンフレット」の具合も含め、新たなスタイルを探し求めているベーシストの
皆様、是非お試しください。

ただし、限定品となっておりますので、お早めに、ですね。。






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