皆様こんにちは。先日、株式会社イー・エス・ピー(ESP Co.,Ltd.)東京営業本部&工場へ行って参りましたので、ご報告させて頂こうと思います。
今回は、当店お客様のフルオーダーの材料選定と内容の打ち合わせでした。
通常ではなかなかお客様を工場にお連れする事は難しいのですが、ESP様のご好意で実現しました。
当店では、フルオーダーを頂ければ、その都度交渉し、なるべく工場へお連れしたいと考えています。
もし、オーダーへの勇気が湧かず、躊躇しているお客様がいましたら、是非当店へご相談下さい。
まずは、おおまかに材料を選定していきます。
お客様と共にワクワクする瞬間です。
今回は、左利き用のストラトキャスターで、
仕様はアルダーボディーにローズ指板の組み合わせです。
極上のアルダー材を発見!
通常オーダー品でもアルダー材の場合は2ピースボディー
になりますが、今回たまたま1ピース(完全に1枚板)ボディー材
を発見しました。
しかも2枚も・・・
まだあと1枚残っていますので、気になる方はご相談下さい(笑)
重さなどの希望がクリアになった材に、
実際に製作に使用する型をあてがい、
木目の感じや全体の雰囲気を確認します。
ピックガードもあててみます。
左利き用なので逆向きですね。
続いて指板材の選定です。
今回はローズウッドという事で、近年良い物が激減している材でもありますので、
これだけの数から選べるのもフルオーダーならではですね。
好みもあるとは思いますが、やはり色が濃く、詰まりも良い物が良いですね。
実際にこの短冊状のまま指で叩くと1本1本違う個性のサウンドが確認できます。
常にプレーヤー自身が触る部分でもあり、なおかつ目に触れ易い部分でも
あるので、お客様も真剣な表情で選んでいました。
だいぶ絞れてきましたね。
でもまだこの段階では指板が数枚あり、1枚に絞れていません。
べっ甲ガードのご希望でしたが、なんとべっ甲ガードだけでも
3種類もあるそうで、、、
またまた悩んでしまいますよね。
でも楽しい悩みですね。
写真では2種類しか写っていませんが、
しかもベース用をサンプルにしていますが・・・
簡単に言うと、
・赤が強いべっ甲
・赤茶色が強いべっ甲
・こげ茶色が強いべっ甲
といった感じでしょうか。
細かいパーツの選択もこれだけあると大変です。
まぁ今回はオーソドックスなストラトタイプなのでそこまでではありませんが。
パーツに関してはパーツメーカーで作られた物を使用するのですが、
ESPさんでは、パーツメーカーに対し、別注で作ってもらっている物も
あったりしますので、何か思いついて、もし通常では見かけないパーツでも
諦めずにESPさんを頼ってみるのも良いかと思います。
選定後工場を見学させて頂きました。
全てを写真でお見せする事は出来ませんが、
とにかく職人さん達が一生懸命作っている事が伝わって貰えたら嬉しいです。
当店はフルオーダー・セミオーダーも受け付けています。
ぜひご相談下さい。
~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686