2015年7月31日金曜日

夏風邪・・




皆様こんにちは。
蒸し暑い日が続き、体調など崩していませんか?ワタクシは夏風邪にやられてしまいました。。
最近お店に持ち込まれる楽器もコンディションが崩れている物が多い様に感じます。


一昨日は水曜日で定休日なので、夏休みの旅行に向けて愛車のメンテナンスをしたのですが、
いつもお世話になっている車屋さんも、今年の夏はかなり故障修理が多く、この厳しい陽気が
関係しているのではないかと言っていました。


体も、車も、楽器も厳しい夏を乗り切る為には早め早めのメンテナンスが大事ですね。



ギターの電気関係の修理は、ネックなどの木部の修理に比べあまり季節は関係無いと
思われがちですが、毎年この時期位から急に増加する電気関係の修理がありますので、
今日はそれについてご紹介したいと思います。


まずは見て頂きましょう。
「音が途切れる。」というお客様のギターに付いていた物です。

エレキギター 修理 ジャック不良

このパーツ、「ジャック」というシールドを挿し、
音信号を出力する非常に大切なパーツです。

しかし、それに「錆び」「磨耗」「汚れ」が生じています。

エレキギター 修理 埼玉 越谷

錆びている端子にプラグがこのように触れます。

つまり、錆びや汚れなどで信号が妨げられてしまったり、
磨耗や変形により接触しにくくなってしまいます。


エレキギター 修理 埼玉

新しいジャックです。
端子部分が輝いてますね。

ジャック不良に関しては磨いて対処する場合もありますが、
一時的な回復でしかない場合がほとんどなので、
新品パーツに交換する方が安心です。


毎年これからの時期に特に増える理由としては、
やはり、「湿度」「温度」です。
夏は錆が発生しやすい環境とも言えるでしょう。

いざ使おうと思った時に音が出ないなんて悲しい思いをしない為にも、
ネックなども変形しやすい季節ですし、
木部関係、電気関係を合わせて
点検・調整してみてはいかがでしょうか?


ご相談お待ちしております。

が・・・



誠に勝手ながら、
2015年8月10日から13日までの4日間夏季休業とさせて頂きますので、
その前後の修理は大変混み合ってしまいます。
早めに持ってきて頂ければ、あまりお待たせしないでお渡しできると思います。

宜しくお願い致します。





~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686







2015年7月25日土曜日

特注!




皆様こんにちは。
蒸し暑い日が続いているので、楽器のコンディションはもちろん、身体にもお気をつけ下さい。



本日は、お客様の特注品のご紹介をさせて頂きます。
何の特注品かと言いますと、、、
「MACSオリジナル本革ギターストラップ」特注品なんです。




大変ご好評頂いております「MACSオリジナル本革ギターストラップ」ですが、
通常モデルは幅が38mmとなっており、もう少し太い物が欲しいとのことでしたので、
革職人の加来氏にお願いして作って貰いました。

内容は、
幅・・・・・53mm
カラー・・・・・ブラック
ストラップピンの穴形状・・・・・シャーラーロックピン用
ステッチ・・・・・無し
リベット・・・・・有り
ブランドロゴ・・・・・有り

といった感じです。


ところが、ただ幅を太くするだけなら簡単と思われがちですが、
かなり形自体が変わってしまうので、今までの型は全く使えません。
つまり、型紙から作る事になります

あとは、通常モデルの為に、既に38mm幅にカットしてストックしているので、
幅広の革が用意出来るかも問題でした。


結果として、加来氏の努力により全ての問題がクリアになり、
素晴らしいものが出来ました。


ご覧下さい。


革 ストラップ ギター レザー

幅広なので、重さのあるレスポールやベースに良いですね。
適度なシボがあり、しなやかさも抜群です。



ギターストラップ 革 レザー

ビンテージ足踏みミシンによる丁寧な縫製。

スリットなどが無い10mmの丸穴。
シャーラーロックピンにピッタリと合います。

まだ明るいカラーのヌメ側部分ですが、
今後、使い込んでいくと美しい飴色に変化する事でしょう。



もともと通常モデルでもセミオーダー形式をとらせて頂いていますので、
長さや装飾を選択する事は出来ますが、

今回の様に、セミオーダーの域を超える仕様をご希望の場合でも
出来る限りご相談に乗らせて頂いております。

追加での料金は掛かりますが、より自分仕様の
素敵な1本が出来上がりますので、
是非ご相談下さい。




・製作編①
・製作編②
・完成・スペック編





革職人 加來(かく)氏のページです。
宜しければご覧下さい。

<Shin Facebook> https://www.facebook.com/shinleather
<Shin Homepage> http://www.shin-kaku.com/SHIN/Home.html






~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686






2015年7月20日月曜日

カスタム~第2弾~



皆様こんにちは。
今回は、先日ご紹介させて頂いた「カスタム」の続きを第2弾としてご紹介させて頂きます。

ゴトー Art Collection

元々はスタンダードなテレキャスターでした。

それが・・・


Art Collection ブリッジ
ブリッジを交換され・・・

Art Collection コントロールパネル
コントロールパネルを交換され・・・

Art Collection ネックセットプレート
ネックセットプレートを交換され・・・

と前回はここまででした。


GOTOHパーツの「Art Collection」シリーズのおかげで、
かなり豪華になりましたね。

しかし、、、
金属パーツの華やかさが目立ってくると、
真っ黒の素っ気無いピックガードが気になり始めます。





そこで、オリジナルピックガードの製作&取り付けをご提案させて頂きました。

やはり、豪華さを演出するには、べっ甲柄が良いとは思いますが、
エレキギターに使われているべっ甲柄は印刷されているタイプの
チープな見た目のモノが多いです。


そこで、今回使用したものは、
「アクリル素材」で「流し込み」という技法を用いて製作された物です。

流し込みとは、元々透明のアクリルに茶色や黄色の染料を
流し込み、固めるといった工程なんです。


印刷とは根本的に違い、
奥行き感のある柄と、透明感。
アクリルならではの強い光沢。
流し込みという偶然性に任せた模様。
ひとつとして同じ柄は御座いません。

と、うんちくは程ほどにして、
ご覧になって頂きましょう!

アクリル べっ甲 ピックガード

いかがですか?
この高級感。
印刷されたべっ甲風には無い雰囲気が伝わると思います。


ビンテージには存在しない仕様ですが、
こういった年代や型式にとらわれずに、
自由にカスタムするのも良いのではないでしょうか?


GOTOH Art Collection

全体の雰囲気はこんな感じです。
金属パーツの華やかさに負けない存在感のピックガードですね。

全体のバランスも上手くまとまりましたね。
かなり良いと思います。


と、この写真でピックガード以外にも
さらにもう一箇所カスタムしてある事に気が付いた方は
かなり鋭いと思われます。








GOTOH Art Collection 取り付け

答えはコレ。
前回のカスタム時には手を付けていないノブを、
ゴールドに変更しました。

ノーマルのクローム(銀色)のノブでも悪くは無かったのですが、
サドル(弦の乗っている部分)がブラス製で金色なので、
なんとなくツートンカラーも悪くないかなぁ・・・と。

いかがですか?




今回のピックガード交換ですが、、
元々のパーツから型取りして製作されています。
よく、「○○用ピックガード」などと書かれて売られている物もありますが、
大抵の場合ネジ穴やネック周りは合いません。
なぜなら、ギターは同じモデルでも、微調整しながら作られるからです。
つまり1本1本微妙にズレがあるんです。

市販品のピックガードを無理して取り付けるよりも、
新規で製作して取り付けた方が、綺麗に付きますし、
結果安上がりなんて事も多いです。

興味のある方はご相談下さい。








~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686









2015年7月18日土曜日

戦術(TACTICS)と言う名の・・・



皆様こんにちは。
今回は新入荷&選定の模様をご紹介させて頂きます。

今回入荷したモノは、、
独創的なアイデアとデザインで国産メーカーの中でもしっかりとキャラクターを定着
させているブランド Bacchus(バッカス)の TACTICS(タクティクス)です。

型番は、TACTICS/R CHG/OIL です。
バッカスの個性のひとつでもあるオイルフィニッシュが採用されていて、なおかつ新色です!




まずは、選定時の様子です。


今回入荷のCHG(チャコールグレー)カラーは、
新色で生産本数が少ないのですが、
3本の中から選定させて頂きました。

ボディ材にアッシュ材を使用しているので、
木目の個体差、重量にかなりのバラツキがありました。




そのなかで、選ばれた1本は・・・



アッシュ材らしい迫力のある木目がオイルフィニッシュによって
引き立てられています。

このモデルは全て3ピースのボディなんですが、
継ぎ目を感じさせない木目です。

新色のチャコールグレーも、
茶でもなく、黒でもなく、灰色でもなく、
見る角度や、木目による表情を
上手く引き出してくれる素晴らしいカラーです。

比較的、味のある経年変化もし易いので、
使い込んでいく楽しみもありますね。

また、ボディ形状はテレキャスターに見えますが、
エルボーカットも施され、
持った感じはストラトキャスターにも通じるフィット感です。


テレキャスコントロールプレート

コントロールもレバースイッチを排し、トグルスイッチを採用しています。
簡単に思われがちですが、通常のレバータイプだと、
パネル部にスリットが入っていますよね。
トグルを採用するには、スリットではなく、丸穴にしなければなりません。
つまり、コントロールパネル自体もわざわざオリジナルパーツなんです。

こういった部分にもコダワル事で
使い易さはもちろん、国産メーカーとしての個性を
確立させていけるのだと思います。



ボディバックは、ピックガードなどのパーツ類が無く、
隠れる部分が無いので木目の美しさがよく解りますよね。

バックコンター(アーチ状の切り込み)があり、
プレーヤーの体にフィットする形状です。

ヒール部分(ネックとボディの接合部)も落とし込み加工
されており、ハイポジションでの弾き易さを生んでいます。



オイルフィニッシュの雰囲気をお伝えしたく、
アップで撮ってみました。

木地に直接オイルを塗り込んで仕上げているので、
導管の部分などがそのまま表面に表れています。

抱えていると、木材を感じられます。
イヤでも愛着が湧いてしまう事間違いなしです!



フロントにはバッカスオリジナルのP-90タイプのピックアップをマウント。
このピックアップのチョイスにも、
ただのテレキャスタータイプでは終わらない、
バッカスの個性を感じます。

通常のシングルコイルピックアップに比べ、
ウォームなトーンが特徴です。
それにアッシュ材ならではの歯切れの良さが加わり、
見事に調和の取れた使いやすいサウンドに仕上がっております。



また、かなり細かい部分なのですが、、
ピッチ(弦と弦の間隔)に関して、、、

Gibsonタイプは10.5mmピッチで、
Fenderタイプは11.3mmピッチ。

つまり、P-90というGibson系ピックアップのポールピース部分は
10.5mmピッチなので、Fender系のボディでP-90をマウントすると
ポールピースから弦が横に外れてしまいます。

しかし、このモデル、ブリッジの弦ピッチに10.8mmを採用しておりますので、
全くずれがないわけではないですが、最小限に留められています。

たかだかコンマ何ミリの世界と思われるかもしれませんが、
実際、弦は6本ありますので、間隔は5箇所。
つまり、1弦から6弦のトータルの間隔が、
Gibson系10.5×5=52.5mm
Fender系11.3×5=56.5mm
何も考えずにマウントすると4mmもズレが出てしまいます。
左右に振り分けると片側で2mmのズレです。

ネックに向かって少し狭くなっていく事を加味しても、
ちょっと気になりますよね。

そこで、10.8mmピッチなんです。
10.8×5=54mm
Gibson系との差は1.5mm。
左右に振り分けられるとして、0.75mm
ネックにむかって狭くなることを加味すれば、
ポールピースから大きく外れる事はありませんよね。

ハムバッカーやP-90を搭載しているFender系のギターを
お使いの方は一度気にしてみても良いと思います。
解らなければ、ご来店頂ければ、詳しくご説明させて頂きます。



ついついパーツの話になると熱くなってしまうワタクシです。
かなり脱線しましたが、
BacchusTACTICS
オススメです!
是非店頭でご覧下さい!




~SPEC~
BODY:ASH 3P
NECK:MAPLE
FINGER BOARD:INDIAN ROSEWOOD
SCALE:25.5 inch
WIDTH AT NUT:42mm
RADIUS:310R
MACHINE HEADS:GOTOH SG360-07 C
NUT:BONE
BRIDGE:GOTOH Ti-TC1SC
PICK UPS:ORIGINAL
CONTROLS:1Vol,1Tone,3way toggle SW
FINISH:OIL FINISH



~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686



2015年7月10日金曜日

最終入荷。






皆様こんにちは。

台風シーズンに入り、いよいよ夏本番が目前に迫ってきていますね。

つまり、、2015年が半分以上過ぎて、、
つまり、、、Gibsonの2014年モデルの在庫もさすがに底を付くと言う事で・・・。
つまり、、、、オートチューニングシステムG-Forceを搭載しているモデルばかりになってしまう・・・。


何のことだか解らない方の為にご説明致しましょう。

近年のGibsonでは、「G-Force」と呼ばれる自動でチューニングや弦の巻上げ等をしてくれるシステムの普及を進めてきました。(下の写真がそれです。)


この機械を巡ってユーザー様の中でも意見が割れているのです。

まず、反対派の方々は、、、
・「チューニング位自分でやる!」
・「壊れそう、何年も先に壊れたらアフターは?ギターは何十年も使うんだぞ!」
・「充電が必要なのが面倒。」
・「見た目が嫌い。」

などなど・・・。

一方、賛成派の方々は、、、
・「何しろ楽!」
・「ペグが勝手に動いて近未来的でかっこいい。」
・「変則チューニングも一発なのが素晴らしい。」
・「初心者の最初のハードルを無くしてくれる。」

などなど・・・。


まぁ、どちらの意見も、ごもっともな感じですね・・・。
しかし、賛成派の方々は2015年モデルや、今後出てくる2016年モデルでも良いですが、
反対派の方々は残念ながら、2014年モデルを手に入れるしかありません。



また、このペグ以外にも・・・


2015年モデルからは「ゼロ・フレット・ナット」が採用されています。(上の写真)
これも従来の「Gibson Les Paul」 には無いものですね。
これも、賛否両論な部分ですね。





ということで、今回の入荷は2014年モデルLes Paul Studioの最終入荷です
特に、今回このブログでご紹介させていただくEBカラー(エボニーブラック)は当店が
買占めさせて頂きました!

とはいっても、いつも通り、厳しく選定しました。


全て箱から出して、選定していきます。



「Gibson Les Paul Studio Ebony Black 2014モデル」

ビンテージグロスと呼ばれる塗装仕上げです。


アップで見ると塗装の具合がよく解ると思います。
木目が浮いて出ている感じですね。
ブラックカラーは木材を感じられない事が多いのですが、
この仕上げは木を触っている感じがします。


引きで見てもうっすら木目が見えますね。

プラスティックパーツに関しては、従来のカラーよりも
やや濃く、焼けた感じの
「ダーク・クリーム」というパーツカラーが採用されています。

実は、余計なスイッチがあるわけではないので、
気付きませんが、フロント・リア共にコイルタップが出来ます。
シングルコイルのサウンドも出せると言う訳です。



2014年モデルの証とも言うべき
「120thAnniversary logo」
インレイが12フレットに入っています。

是非、周りの指板部分にも注目して下さい!
しっとりと黒く、やや赤みのある木目。
ローズウッドの質も良いものを選べました!



ヘッド部分には、
「Gibson」ロゴ、
「Les Paul Model」のロゴ
ロッドカバーには「Studio」ロゴ
が入っています。

ナットも通常のナットが取り付けられています。

普通といえば普通のヘッドです。
しかし、この普通のヘッドも今後は見られなくなってしまうかもしれませんね。



そして、オートチューナー反対派の皆さんが
最も気になるペグは・・・・。

2014年モデルなので普通のクルーソン・ペグです。



今回のこの「Gibson Les Paul Studio Ebony Black」ですが、
冒頭でも申し上げた通り、2014年モデルとなっておりますので、
当然メーカー在庫はもうありません。他カラーもメーカー在庫が残り数本となっております。

Ebny Blackに関しては今回の入荷が最後となります。
気になる方は、是非、お早目のご来店をお待ちしております。







ここからは個人的な意見ですが、

ギターの世界に限らず、新しい物や新しい取り組みは
最初から受け入れてもらえるとは思いません。

今スタンダードと思えている物も、
世の中に登場したばかりの頃は
違和感のあるものだったかもしれません。

しかし、スタンダードになる為、
「途中でやめない」という努力があった様に思えます。

楽器業界はやはりビンテージ志向が強く、
なかなか新しい技術が浸透しない傾向があります。
なかには素晴らしい新技術もあります。



まだまだ生まれたばかりの「G-Force」
このオートチューニングがスタンダードになるのか否か。
今後も搭載され続けるのかにかかっているのではないでしょうか。







‐SPEC‐
●Body: Mahogany /“Modern” weight relief
●Top: Figured A maple
●Neck: Maple, 60’s Slim Profile
●Fingerboard: Rosewood, Trapezoid Inlays / with 120thAnniversary logo
●Finish: Vintage Gloss topcoat
●Hardware: Chrome Tune-o-Matic, Vintage style tuners
●Electronics: Chrome 490R/490T w/coil tap and orange drop capacitors
●Plastics: New dark cream, max grip speed knobs







~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686









2015年7月9日木曜日

大切なもの。




皆様こんにちは。
本日は、楽器のご紹介では無いのですが、

楽器以上に大切な物を守るグッズを
ご紹介したいと思います。



 
キーホルダーの様なこちら。
アルミの質感が美しいケースの様です。



ひねって開けてみると・・・
中からは肌色のプニプニした物体が出てきました。


そうです、「耳栓」です。

「EAR PEACE HD」
という商品です。

抜け落ちにくい形状なので、動きのあるシーンでも活躍します。
また、肌色のシリコンを使用していますので、
装着している事が目立ちません。

「耳栓」というと、何でもかんでも聴こえなくなるイメージですが、
この「EAR PEACE HD」はそんな事はございません。

実際装着してみたのですが、
会話などは問題なくしっかりと聴こえます。

音楽を鑑賞する方はもちろん、演奏する側にも
非常に有効なツールですね。




あれ、ケース下の部分にも何か入っています。。

実はこの耳栓は遮音の程度を変えられるんです。

この赤いフィルターに取り替える事で、
より遮音性を高める事が可能になります。


肌色の「クリアフィルター」から、
「レッドフィルター」に交換してみました。

普通にしているとあまり変化は感じませんが、
スピーカーに耳を近づけたりすると、
遮音性が高まっているのが解ります。


あの耳が「キーン」から開放されますよ。


実はワタクシもかつてライブハウスのスピーカーで左耳を痛めてしまった
ことがあるので、こういったアイテムは非常にありがたいです。

音楽を聴く事が好きな人にも、楽器を演奏する事が好きな人にとっても、
「耳」は非常に大切なものですよね。


今まで、装着感が不快であったり、
遮音されすぎてしまったり、
なかなか良いものが無く、
使ってこなかった方も多いと思います。

そういった方々にも是非お試し頂きたいと思います。



当店ではサンプルをご用意しておりますので、
試しに装着することも可能です。
是非ご来店ください。


皆様の音楽生活を日頃から支えている
「耳」
の事を考える。
というのもたまには良いのではないでしょうか?








~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686




2015年7月7日火曜日

カスタム



皆様こんにちは。
ここ最近、雨が多く湿度が高く、ネック調整のご依頼が非常に増えています。

基本的には、反り始めたネックが同じシーズン中に自然に戻る事はほとんどありません。
つまり、今反り始めたネックは次の乾燥時期まで自然には戻らないという事です。
そこで「湿度の高い時期」「湿度の低い時期」それぞれのシーズンに合わせた調整が必要
になってきます。

「楽器の状態そのものがよく解らない」という方も、その場で診断致しますので、お気軽に
お持込み下さい。




と、前置きが長くなってしまいましたが、今回は修理というより、「カスタム」です。

とりあえずご覧頂きましょう。


Telecasterの金属パーツをカスタムしました。

日本が誇るギターの金属パーツメーカー「GOTOH」
から発売されている
「Art Collection」シリーズのパーツです。

こういった装飾系パーツにありがちな、
「写真では良いけど、実物を見ると安っぽい」
なんて事はありません。

質の良い金属緻密な彫刻
面取り、磨きも非常に精度が高い
そして、オクターブピッチがきちんと合う
特殊な溝の切られたサドル
さらには、通常裏通しでしか弦を張れないTeleですが、
このブリッジにすると、表通しでも張れる2WAYなんです。


コントロールパネルも合わせて交換です。
本当はボリューム&トーンノブも交換したかったのですが、
そこは若干センスが・・・・。
「髑髏」 「クロス」ですよ・・・。
この雰囲気に全く合わないですよ・・・。
GOTOHさん、もう少し何とかなりませんか?
せっかくこんなに良いパーツを作っているんですから。
今後に期待します。

でも、ノーマルのノブでも十分雰囲気出ていますよね。
コントロールパネルの存在が強くなったので、
ノブがシンプルな方がかえってまとまりが良かった感じですね。



ここで終わりと思った方、
まだまだですよ!






普段は見えない裏側にもコダワリます。
ネックセットプレートですね。

こちらも交換しておきました。



今回交換したパーツ類は、非常に高い精度で作られていますが、
楽器側は木材で出来ていて、1本1本誤差があり、
そのままでは取り付けが困難な場合も多くあります。
今回も実際全てのパーツで穴位置や、他パーツとの干渉を
修正・調整をしながら取り付けました。

興味のある方は、ご購入前に信頼出来るリペアマンに
ご相談される事を強くお勧め致します。





今回の記事ではあえて全体の写真は載せません。
なぜなら、このカスタム計画は続きがあるからです・・・。

それはいずれ「第2弾」としてご紹介させて頂こうと思います。

マニアックな内容とは思いますが、
お楽しみに!







~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686




2015年7月6日月曜日

工事!




皆様こんにちは。

実は、昨日弊社のライブハウス「Memphisメンフィス」の照明リニューアル第2弾ということで、
工事をしておりました。


ライブハウス Memphis 埼玉 越谷

ライブハウスから、みるみる工事現場に・・・



照明器具は「バトン」と呼ばれる鉄パイプにクランプで取り付けられています。
ライブハウス Memphis 越谷
(この写真の感じです。)
つまり、照明器具を横方向には移動出来るけれど、
縦方向には移動出来ない仕組みになっています。

しかし、この縦方向の位置で照明効果が全く変わってしまうんです。


今回はその「バトン」を新設すると共に、照明器具も増やし、
より照明効果を高める事が狙いです。


ライブハウス Memphis 埼玉

天井はコンクリートで出来ているので、
ライフルの様なゴツイ ドリルで穴を開けていきます。

開けた穴にコンクリート用のアンカーを打ち、「バトン」を吊っていきます。


余談かもしれませんが、この写真の職人さん、実はドラマーなんです。
地元越谷で活動しているバンドのメンバーで、
もちろん「Memphis」でも何度も演奏しています。

ドラムの腕も素晴らしいのですが、職人さんとしても超一流です。

音楽で繋がった仲間と仕事でも繋がれる。。

最高の関係ですね。

ライブハウス Memphis 埼玉

ヘトヘトになりながらも、何とか予定していた作業を全て
終える事ができました。

ライブハウス 埼玉 越谷

作業完了後の照明ミキサーとステージ。

照明効果は写真ではなかなか表現出来ませんが、
狙い通りの結果が得られました。
是非皆様にも見て頂きたいです。


作業をして頂いたSさん、有難うございました。
そしてお疲れ様でした。



しかしこれで終わりではありません!
今後もまだまだパワーアップさせていくつもりです。
きっと「完成」は無いのでしょう。。 


ライブハウス Memphis 地図

ライブハウス「Memphis」
埼玉県越谷市赤山町1-89-9




ライブ・イベント等のお問い合わせは、

MACS大野楽器南越谷店 五十嵐までお願い致します。

埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686