2015年9月20日日曜日

新コーナー!



皆様こんにちは。
シルバーウィークをいかがお過ごしでしょうか?

遠出などをされない方は、是非地元の大野楽器へ遊びに来て下さいね!



そんな中、当店では新コーナーを設置いたしました。

最近では、情報といえばインターネットですよね、、
出版社や書籍問屋さんにとっては非常に厳しい状況だと思います。


しかし、そんな時だからこそ気合の入った面白い本が発売されていたりします!
ワタクシもついつい仕事を忘れ見入ってしまいます(笑)



という事で当店新コーナーは「ギター専門書コーナー」です。





当店の書籍担当と協力して、ビンテージギターの図鑑的な物を中心に集めてみました。
もちろん普通の本屋さんではなかなか置いていません。

コレが本当に面白いんです。

50年代~60年代に特化した本はもちろん、
最近では70年代以降の楽器を取り上げている本も増えてきています。

また、Gibson Fender などの有名ブランド以外の本まであります。

そして内容も様々で、ギターのスペックやディテールを前面に押し出したものや、
メーカーの社史・変遷などの歴史的なもの、
工場の様子や製作工程まで紹介しているものなどなど。。

知識を得られるのはもちろんですが、単純に眺めて見るのも良いと思います。
(まぁ眺めているうちに恐ろしくマニアに成長してしまうでしょうけど・・・)

こういった本は限定販売であったり、
気付いた時には廃盤になっていたりする事が多いですが、
今後もメーカーの新刊情報を細かくチェックして、増やしていきたいと考えております。


連休が終わったら「秋」本番です。
「秋の夜長」のお供に、デジタルではなく、
ギター弾きらしく、アナログ書籍はいかがですか?


ワタクシ個人的には、Fender系の本を多く持っているので、これを期に
Gibson系の本を買い足そうと思っております。。
美味しい秋の味覚とお酒、そしてギター&ギター本。





皆様のご来店お待ちしております。









~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686







2015年9月12日土曜日

限定品発売!



皆様こんにちは。

先日の台風18号等による大雨により被災された方々並びに関係の方々には、
心よりお見舞い申し上げます。 
また、被災された地域の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。


当店、当店スタッフは幸いにも直接被害はありませんでした。
もちろん、お預かりしているお客様の楽器等も無事なのでご安心下さい。

また、ご心配して頂き、連絡を頂戴しましたお客様、有難うございました。




さて、本日ご紹介させて頂く新商品は、、、

「大野楽器オリジナル本革ギターストラップ」限定品が発売になります。

先月このブログでもご紹介させて頂いたワタクシの個人的なオーダー品の
ALLヌメ革ストラップが発売になるんです!
(2015.8.16ブログ参照)


お客様からも販売を希望する声がありましたので、
革職人 加來氏に相談したところ、なんとかOKを頂きました!

しかし、ヌメ革は革にもともと付いてしまっているキズやムラが見えやすく、
特にストラップの様に長さが必要な場合は、良い素材の確保が難しく、
交渉は難航しました。

そこで、良い材料が確保出来た時のみのスポット生産品という形で引き受けて貰いました。

各お客様のオーダーする長さによって使う革の量が変わるので、
はっきりとした本数はお伝えしにくいのですが、
およそ5~6本程度ではないかと・・・。

僅かしか確保出来なくて申し訳ありませんが、
気になる方はとにかくお早めにご来店頂いた方がよろしいかと思われます。





では、あれから約1ヶ月、
ワタクシのALLヌメ革ストラップはいったいどうなっているのでしょう?


これが元の姿です。

レザーストラップ ギター

新品なので、白いですね。


続いて約1ヶ月使用後の姿がこちら。

本革 ギター ストラップ 大野楽器オリジナル

だいぶ焼けてきていますね。

これからもっともっと飴色に育っていくことでしょう。
実に楽しみです。

皆様も、育ててみませんか?








~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686









2015年9月4日金曜日

秘密基地!



皆様こんにちは。
本日は、「秘密基地」などという意味深なタイトルで始まりましたが、
とある工房へと行って参りましたのでご紹介させて頂きます。


当店のある埼玉県越谷市から、車で片道2時間という
まあまあ距離のある場所にその「秘密基地」はあります。


その「秘密基地」での作業内容は、
一般的なリペアから、オーダーギターの製作、塗装、レリックなどの特殊加工です。


中でも、ワタクシが気になっているのは、「塗装」そして「レリック」です。

今回はとりあえず、視察という形でお邪魔させて頂きました。



ワタクシ、ゴールドトップが非常に好きでして、
ゴールドの色味には非常にコダワリを持っております。
そこで今回、ご厚意で試しにゴールド塗装をテストピースにして頂きました。


こちらの工房では、いわゆる「金色」の塗装ではなく、
ブラスの粉を使用したビンテージギターと同じ塗装方法を採用しております。

つまり、現代のゴールド塗装のほとんどは、シルバーの上に黄色の透明を乗せたり、
シルバーの粉に黄色を混ぜて金に見せたりします。

ビンテージギターのゴールドは、ブラスの金属粉そのものの色なんです。
そして、この塗装方法を採用している工房はほとんどありません。

と聞くと気になってきますよね?ワタクシだけですかね?
もうワタクシは気になって気になって、仕事も手に付かず、
長距離ももろともせずに、気が付いた時には仕事を放り投げて車を飛ばしていました(笑)



では、ご覧になって頂きましょう。


レスポール ゴールドトップ ブラスパウダー

これが、ブラスの粉です。
でも、このブラス粉も複数有り、
実際には数種類のブラス粉を混ぜて、
より当時の”あの色”に合わせていきます。

ちょっとの風で舞い上がるほど細かな粒子です。
くしゃみ注意!!


ゴールドトップ ブラスパウダー レリック

今回はマホガニーの木片でテストします。
マホガニーに「との粉」という導管を埋めるものを塗ります。
今回はあくまでテストなので、ほどほどで次の工程へ。。


ブラスパウダー塗装 ゴールドトップ レスポール

そして、ある程度導管が埋まったら、
シーラーという下地を塗ります。
この時点で木の色が濡れた様に濃く変化していますね。
シースルーカラーなどにしたい場合は、
この変化がかなり影響しますので、注意が必要です。



ゴールドトップ ブラスパウダー塗装 リフィニッシュリフィニッシュ ゴールドトップ

乾かしている間にゴールドの元となる
ブラス粉を調合して目標となるカラーを作り上げます。

コップの中の塗料の色と、実際に塗った時の色は
かなりの違いがあります。
この写真でもコップの中はかなり濃い茶色に見えますよね。

この辺は塗りあがりを予測する職人さんの「経験」「勘」が頼りです。


リフィニッシュ ギター ゴールド

出来上がった塗料を塗装ガンで吹き付けていきます。

リフィニッシュ ゴールド ブラスパウダー レリック

ゴールドになりましたね。
これぞ、ブラス粉による色味です。

マホガニーなので、導管のポツポツが出てしまっていますが、
との粉による目止めをもう少し繰り返すか、
トップにメイプル材の様な導管の出にくい材を使えば
問題なく平滑に仕上がります。

この後、クリアーを塗って完成になります。
仕上げによっては(レリックなど)透明クリアーではなく、
飴色クリアーを塗る場合もあります。

レスポール ブラスパウダー塗装

レリック加工のサンプルです。
ブラス粉を使用した塗装は長年の使用により、
ブラス粉自体が錆びてきて、緑色緑青が生まれます。
そんな微細な部分まで再現しています。



奥にあるのが、当店オリジナルギター「ストラトポール」です。
現代の塗装なので、いわゆる「金色」カラーです。

手前のレスポールがブラス粉で塗られ、20年程経ったもの。

その上に乗せてあるサンプルがブラス粉塗装にレリック加工したものと、
本日試しに作ったテストピースでノンレリックのものです。

一言で「金」と言っても幅がありますね。

その他のゴールド以外のカラーなども見せて頂きましたが、
どれもこれも他には無いリアリティと説得力がありました。




この様なレポートにしてしまうと、
簡単に思えてしまうかもしれませんが、
この技術を確立し、たどり着くまでに
そうとうなトライ&エラーがあったに違いありません。

確かに、レリックや、ビンテージ塗装はあくまで偽物とも言えるかとは
思いますが、本物のビンテージギターに多く触れ、
向き合い、ひたむきな研究心がなければ成し得ることが出来ないと思います。

ワタクシはそれをただの偽物とは言えません。
ビンテージと呼ばれる楽器は限られた数しか無く、
今後増える事もありません。
値段もどんどん上がります。
きっとこれからも一部の方々しか手に取ることはできないでしょう。

そんな遠い存在になりつつあるビンテージギターを多くの人に。。
そんな信念を職人さんから感じました。


そんな職人さんの想いと、お客様の想い、

その点と点を繋ぐべくワタクシは奔走しております。
現在、お取引をして頂くべく調整中です。

今回の記事で気になってしまったお客様、
もうしばらくお待ち下さいませ。







~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686












2015年9月3日木曜日

ありがとうございました!



皆様こんにちは。

8月29、30日に開催しました

Leather Brand "Shin"Trunk Show
MACS Presents Guitars Trunk Show

in MUSHMANS

Gibson フェア 埼玉 越谷


にお越し頂いた皆様、誠に有難う御座いました。

お蔭様で前回にも増して大盛況でした。

「大人の文化祭」的イベントとして、2回目を終えた訳ですが、
やはり、楽しかった。

「楽器を販売する」よりも、「音楽仲間を作る」感覚。
とても有意義でした。



そして、今回もほぼミシンを踏みっぱなしの職人加來氏。


大野楽器オリジナル 本革ギターストラップ


実は、彼も革職人でありながら、ギタリストでもあるんです。

なので、↓みたいな事にもなるんです(笑)



MUSHMANS 店内でのセッション

隙を見つけてのギターセッションも楽しかったですね!
洋服屋VS革職人VS楽器屋



ご来店頂いたお客様も、洋服×革製品×楽器
という違和感を楽しんで頂けている様でした。




今回のイベントでの限定アイテムの
Shin×MUSHMANS
Back Side Suede
CLUTCH BAG
CAMEL/BLACK

も大人気でしたね。実は、ワタクシも使っております(笑)

本革 ブリーフケース


そして、当店のブースでは、Gibsonを展開し、
レアなモデルも多数あり、
多くのお客様に見て頂けました。

Gibson フェア 越谷


そして、実際お買い上げまで頂き、ありがとうございました。

また、当店オリジナルモデル、
「ストラトポール」の追加受注も受け付けていましたが、
こちらも、新たな受注を頂きまして、大変嬉しく思います。

「ストラトポール」同好の士が増えました!

ストラトポール

そして、打ち上げでは、
ハンバーガーダイナーを貸切りにして、
ミニセッションライブ有りの飲み会でした。

「ストラトポール」を実際に使いました。
甘く、そして抜ける。
非常に良い塩梅で、最高のサウンドに仕上がっていました。




今回で2回目となった

Leather Brand "Shin"Trunk Show
MACS Presents Guitars Trunk Show

in MUSHMANS

でしたが、着実に手ごたえを感じる事が出来ました。

MUSHMANSのお客様にも暖かく見守って頂け、
「今回もギター並べたんだね」「何屋だか解らないけど良いね」
などと御言葉を頂きました。

そして、場所が変わっても足を運んで頂ける当店のお客様、
ある意味では「アウェー」な環境のなか、常連様の存在は
こちらとしては心強いです。


ご来場頂きました全てのお客様、

そして、このような素敵な機会を与えてくれた
MUSHMANS 藤田代表、菅井様

レザーブランド「Shin」革職人 加來様

関係各メーカー様

大野楽器スタッフ

本当に有難うございました。




次回もあります。
ご期待下さい!







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MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686