2018年5月28日月曜日

臨時休業のお知らせ。



皆様こんにちは。

本日は、臨時休業のお知らせです。
誠に勝手ながら当店は、決算棚卸の為、
5月31日木曜日をお休みさせて頂きます。
お客様にはご不便とご迷惑をお掛けいたしますが、
ご了承の程、よろしくお願いいたします。


スタジオ、教室、カルチャースクールは通常営業しております。


6月1日金曜日からは通常通りの営業となります。
皆様のご来店をお待ちしております。

株式会社大野楽器




~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686



2018年5月20日日曜日

モデルチェンジ!



皆様こんにちは。
本日は、パーツのお話です。
長年ギター弾いている方は一度は使ったことのあると言っても過言では無い
超定番のストラップロック、「シャーラー・セキュリティロック」が
モデルチェンジされました。

これまでも、気が付かれない程度の微細な変更等はありましたが、
主に金型の損耗による形状変更が理由でしたので、特にアナウンスはありませんでした。

対して、今回の変更は、「フルモデルチェンジ」と言える大幅な変更がありましたので、
ご案内させて頂きます。

「シャーラー S-Locks」という新たな商品名で、
Schaller社のS、Save(守る)のS、Silent(静粛)のS、という事らしいです。
まぁ、シャーラー製品であることと、ギター落下事故から守るという面は旧モデルと変わりはありませんが、静粛性に関しては追加された感じですね。
確かに旧モデルはギシギシ、カタカタ、といったノイズはありましたもんね。

では、実際の商品をご覧いただきましょう。


Schaller S-Locks セキュリティロック

上段のゴールドが旧モデル、下段のクロームが新モデルです。
構成部品点数が違いますね。
ストラップにロック機構を取り付ける為のナット&ワッシャーが一つの部品になり、
ギター側に取り付けるパーツも旧モデルはピン&ネジだったのに対し、ピンとネジが一体型になっています。

他にも違いはありそうなので、より細かく見ていきましょう。



Schaller S-Locks セキュリティロック

ストラップに取り付けるロック部のネジが切ってある部分の長さが長くなっていますね。
確かに、旧モデルでは分厚い革ストラップなどには取り付けを諦めなくてはならない場合がありました。ここの長さが長くなったという事は、分厚いストラップにも対応したという事ですね。
公式サイト上では、「6mm以上の厚みでもOK」的な表現がされています。
出来れば、「〇〇mm以上OK」というより、「〇〇mmまでOK」という表現をして頂きたいですね。というわけで、当店で測ってみたのですが、
奇麗に取り付けるには、6mmまでですね。これ以上の厚みになるとナットが最後まで締められません。
とはいえ、旧モデルでは3.5mm程度だったので、進化しましたね。
ただし、上の写真でお解りの通り、出っ張りとしては旧モデルより確実に大きくなってしまうので、この辺りを気にするかどうかは意見が分かれるのではと思います。


Schaller S-Locks セキュリティロック

ギター側に取り付けるピン&ネジの比較です。
新モデルが一体成型なのが良く解る様に写真を撮ってみました。
ここでの大きな変更点は、「ネジの太さ」です。
旧モデルに付属しているネジに比べ明らかに太くなっています。
旧モデルは一体成型ではないので、お好きなネジに変更してお使い頂く事も可能でしたが、新モデルは一体成型の為この太いネジをギターに挿すしかありませんね。
元のストラップピンに戻したくなった場合には確実に穴埋めが必要になるという事です。
近年のGibson社のギター等は太いネジを採用しているので、この太さがフィットするモデルも存在はしますし、既にギター側の穴が広がってしまっている(ノーマルピンのネジ緩みによる木部のダメージがある)場合等もこの太さが助かりますね。


Schaller S-Locks セキュリティロック

取り付けの際に使用する工具も変わります。
旧モデルではプラスドライバーでしたが、新モデルでは六角レンチを使用します。
ちなみに、工具は付属していませんので、六角レンチをご自身で用意して頂く必要があります。この工具サイズも公式サイトには記載が無いので、こちらで測りました。
3mmの六角レンチでいける感じです。


Schaller S-Locks セキュリティロック

実際ストラップに取り付けてみました。
やはり、飛び出しが大きくはなっていますね。
取り付け方は、このロックホイールという名のドーナツ型のパーツを手で締めていき、
ある程度締まったら、サイドに貫通穴があるので、そこに2mmの六角レンチを差し込み、そこを持って更に強く締め込み、最後に真横に付いているマイナスネジを先端2mm幅のマイナスドライバーで締めて固定します。
使う工具も増え、手数も増えた印象ですが、ゆるみ止めなどの対策がしっかりしたので、安心感は増していますね。


最後に、静粛性ですが・・・。
これに関してはちょっと厳しくなりますが、、、
確かに静かにはなっています。
この静粛性は各部品のクリアランスを詰め、「ガタ」を少なくしたことによるものと思われます。
しかし、別の言い方をすると各パーツの動きがキツイ。
さらには、最悪の想定をすると、ギター本体からピン自体を緩める力が働いてしまう可能性もあります。
もちろん、ご使用時には必ず各部の緩み等が無い事を確認した上でお使い頂ければ問題はないのですが・・。
そして、長く使用した場合は、このキツめのクリアランスも摩耗して、「ガタ」は出てくると思われ、その際には静粛性も落ちると考えられるので、メーカーの謳う「静粛性」に関してはあまり期待しすぎない方が良いと思います。


かなり正直で厳しい感想となってしまいましたが、
全体的には、ドイツ製ならではの「キッチリ仕上げられている感」もあり、メッキの質感も良く、高品質なパーツといった印象はきちんとありますので、ご安心下さい。


ここで、皆様の中には、旧モデルを使い続けたいから、旧モデルを買い置きしたい等のご要望を持たれる場合もあるとは思います。
あくまで、「モデルチェンジ」なので、新旧併売では御座いません。
旧モデルに関しては製造自体は終了しており、在庫のみとなっております。
旧モデルをお求めの方はお早目にお求めください。





ここからはオマケです。。
Schaller S-Locks セキュリティロック
この3つのセキュリティーロック。
時代と共に刻印も変わっています。
左から、
「Made in W.Germany Schaller  US Pat DBP」
「Made in      Germany Schaller  US Pat DBP」(旧モデル)
「Schaller・100%  Made in Germany」(今回の新モデル)
とそれぞれ刻印されています。

そう、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、
一番左はかなり昔の個体なので、「W.Germany」と刻印されています。
「西ドイツ製」ですよ。東西ドイツ統一前という事です。
まぁ、この商品自体は1981年に開発されているので当然と言えば当然ですが。
その後、東西ドイツの統一後は、「W」の文字を削った金型で製造されたので、
Made inの後ろが不自然な文字間隔になっていますよね。(写真中央の物)
そして、写真にはありませんが、この不自然な文字間隔が修正された金型の物が最近まで販売されていた旧モデルで、写真右が今回新たにモデルチェンジした新モデルとなります。
楽器業界に限らず、様々な物が中国生産に切り替わってゆく現在の状況に対してなのか、あえて「100%Made in Germany」と刻印するあたり、今っぽいですよね。

セキュリティーロックの刻印だけでも、その時その時の世相を観ずる事が出来て面白いですよね。
皆様が今ご使用のセキュリティーロックにももしかしたら「W」の刻印があるかも!?
良かったら確認してみて、時代ロマンにひたってはいかがでしょうか?
って楽器とはあまり関係の無いお話となってしまいましたが、お読み頂き有難う御座いました。







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2018年5月13日日曜日

ご注意下さい。




皆様こんにちは。
ゴールデンウィークも終わりましたが、
軽音楽部へ入部された方々のご来店が非常に多く、誠に有難う御座いました。
また、そのドタバタを察して、難しい案件などを先送りにしてくれたり、
来店の時間に気を遣ってくれる(笑)常連様方にも大変感謝しております。

そんな中、このシーズンの一番人気は日本製のFenderでした。

そう、日本製のFenderつまり、
「メイドインジャパントラディショナルシリーズ」は、
以前のモデルからリニューアルしたシリーズなんです。

これまでの日本独自の製造方法に対し、ギター作りの本場アメリカFenderのビルダーが
来日し、工場で指導をし、より伝統的なFenderの楽器作りを取り入れ、
生み出された新シリーズなんです。


当店でも旧モデルとの比較はしましたが、スタッフ達の反応も良く、
かなり良くなった印象です。


が・・・・・。

そのディテールアップで一つだけ注意をしなければならない点があります。
それは、ロゴの部分です。

アメリカ製のFenderは伝統的にロゴデカールが水貼り仕様となっており、
今回のリニューアルで日本製もこの「水貼り仕様」に変更されたんです。

もちろん、ビンテージのFenderも、水貼りなので、
「リアル」になったと言えるのですが、この水貼りは耐久性には劣る仕様なんです。

より詳しくご説明致します・・・。
下図をご覧ください。




実は、ロゴデカール自体は新旧共に同じ物が使われています。
しかし、そのデカールの貼り付けのタイミングが違うのです。

旧モデルは、デカールを貼り付けた後で、クリア塗装(トップコート)を吹き付けているので、結果として繊細なデカールの保護になっています。

対して、新モデルは、クリア塗装がされた上で、最後にデカールを貼り付けています。
つまり、デカールを保護するものは全くありませんので、
「爪で擦ってしまった」
「弦を張る時に弦で引っ掻いてしまった」
「クリップチューナーをロゴの上に付けてしまった」
等で簡単に剥がれたり、傷になったりします。


個人的には、その昔日本製Fenderを使っていた頃、トップコート無しの
デカールにかなり憧れはありました。
トップコートが無いゆえに、金文字の部分が酸化し、緑色に変化していくあたり、
たまりません。。マニアックですよね。

それと引き換えに扱いやすさは失われました。
特に、クリップチューナーのゴム部分との相性は最悪です。。。
クリップチューナーを使う場合は、必ずロゴの部分を避けて取り付けてください!
トップコートがされていればこんなに気を遣う必要は無かったのですが。。。

旧仕様(デカールがクリアの下にある)
新仕様(デカールがクリアの上)

旧仕様(デカールがクリアの下にある)
新仕様(デカールがクリアの上)

初心者の方々はこの繊細な取り扱い注意のロゴデカールを煩わしく思うかもしれません。
でも、ギターを続けて、上手になった頃、このビンテージと同仕様のデカールを誇らしく思う時が来るかもしれません。

Fender製品の顔とも言える、ヘッドロゴデカール。
あまりにも繊細なこのデカールは、エレキギターが超高級品で、一部の人間しか手に出来なかった時代、ましてクリップチューナーなど存在すらしていない時代、楽器を大切に、大事にした時代、そんな古き良き時代を象徴するディテールを今あえて採用する。
そこにはFender社の「伝統」に対するプライドを垣間見る事が出来る。



※ご注意※
「メイドインジャパントラディショナルシリーズ」に限らず、Fender製品の水貼りロゴデカールの剥がれ、傷、変色、その他に対してのメーカー保証は御座いません。また、ロゴの貼り替え等の修理は実費であってもお受けできない場合も御座います。
とにかく、今あるロゴを大切にお使い下さい。








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2018年5月7日月曜日

「GEORGE HARRISON TELECASTER」奇跡の入荷!



皆様こんにちは。

もういきなりですが、まさに「奇跡の入荷」がありました。
なぜに奇跡なのか・・・
それは、使用している材料に関係しています。

そう、昨年1月から導入された、
ワシントン条約による、ローズウッド全種の取引制限。
※絶滅のおそれのある野生動植物種の国際取引に関する条約。
あくまで取引制限なので、使用を禁ずるものでもないですし、
必要書類を揃えれば輸出入も可能な状況です。

ただし、許可証等書類取得の煩雑さにより、コストも上がり、
特に大幅な納期の遅れなども各メーカーにとってはダメージが大きく、
ローズウッドの使用を取りやめ、別の代替材に仕様変更したモデルも多数あります。

まぁ実際絶滅の恐れがあるのは事実ではありますので、
ローズウッドが、生物的にも、流通的にも「希少材」であることは間違いない
という事ですね。


と、そんな状況のなか、入荷してきた1本が、、

「オールローズテレキャスター」
正式には、
Fender GEORGE HARRISON TELECASTER」
です。

このご時世に贅沢にもオールローズ
そう、ボディ、ネックの全てがローズウッドで出来ています。

さらには、「限定品」となっており、
今現在市場でもほとんど見かけません。
試しに検索掛けても販売している物はなかなか見つかりませんね。

正直この商品を仕入れる為に結構な苦労がありまして、、
販売員でありながら、ずっと手元に置いておきたい、売りたくない、
という気持ちになってしまう程です。
と、まぁとにかく「激レア」な1本なんです。

ご覧いただきましょう!!

GEORGE HARRISON TELECASTER


いかがでしょう?
若干壁と同化してしまっていますが・・・。

ビートルズの事実上のラストライブ、「ルーフトップ・コンサート」で
ジョージ・ハリスンが使用したオールローズ・テレキャスターを再現したモデルでは
ありますが、素材以外は基本的なテレキャスターなので、特にビートルズを
変に意識するような事が無いのもこのモデルの魅力でしょう。


GEORGE HARRISON TELECASTER

通常はメイプルで作られる事の多いグリップ部分も、もちろん
ローズウッドを削り出して作られています。
このローズネックを見ると、ローズテレ風ではなく、
本物のオールローズなんだなぁと実感出来ますよね。


GEORGE HARRISON TELECASTER

指板は9.5R、ミリ換算で、約240mmRを採用。
つまり、ややフラットに近い指板面なので、音詰まりなどが軽減され、
扱いやすい仕様になっています。


Fender ローズテレ オールローズ

ローズウッドという木材は、非常に硬く、かなり重たい材の為、
このモデルはチェンバー加工(くり抜き)されています。
その為、重量は3.49Kgに抑えられ、通常のストラトキャスターと同等とも言える
重量になっております。
このチェンバー加工は、軽量化の為だけではなく、サウンドにも大きく貢献し、
豊かな生鳴りと、独特なトーンを生み出しています。


Fender オールローズ ローズテレ

あまりアーティストモデルという事を感じさせない1本ではありますが、
唯一、ネックプレートにGEORGE HARRISONのサインとシンボルマークが
刻印されています。※シリアル保護の為、シリアルナンバーをピックで隠しております。不自然ですがご了承下さい。

Fender ローズテレ ブリッジカバー

ワタクシ個人的に嬉しいのは、
このブリッジカバーが付属されている点。
現代のプレイヤーの多くは、「正直弾いている時には邪魔」
と言う事間違いなしのこのブリッジカバーですが、
今では付属されるモデルが極一部になってしまっているので、
絶滅が危惧される部品と言えるでしょう。

もちろんワタクシも弾くときには外しますが、
デザインとしては非常に美しいので、スタンドに置いて眺める時には
装着しておきたいんです。
工具も要らないカパッと嵌めるだけの簡単着脱なので、お手軽です。

このブリッジカバーを付けると、無骨なテレキャスターのイメージが
急にエレガントに見えてくるのが不思議です。


Fender オールローズ ローズテレ


モデル名が無く、Fenderのロゴのみという
オールローズテレ特有のヘッドデザイン。
この割り切ったシンプルさがローズウッドの美しさを際立たせています。



~仕様~
GEORGE HARRISON TELECASTER
Body Material:Rosewood
Body Finish:Hand-Rubbed Satin Polyurethane
Neck:Rosewood, Mid ‘60s “C”
Neck Finish:Satin Urethane
Fingerboard:Rosewood, 9.5” (241 mm)
Frets:21, Medium Jumbo
Position Inlays:Pearl Dot
Nut (Material/Width):Synthetic Bone, 1.650” (42 mm)
Tuning Machines:Fender Vintage “F” Stamped
Scale Length:25.5” (648 mm)
Bridge:3-Saddle Vintage Style Tele® with Slotted Steel Saddles
Pickguard:3-Ply Black
Pickups:American Vintage ‘64 Gray-Bottom Single-Coil Tele (Bridge/Neck)
Pickup Switching:3-Position Blade:Position 1. Bridge Pickup, Position 2. Bridge and
Neck Pickups, Position 3. Neck Pickup
Controls:Master Volume, Master Tone
Control Knobs:Knurled Flat-Top
Hardware Finish:Nickel/Chrome
Strings:Fender® USA 250L, NPS (.009-.042 Gauges)



このモデルは、探している方も多く、
ジョージモデルというより、ローズテレという多くのギタリストが憧れるモデル
でもあるので、気になる方はとにかく早めのご検討をお願いいたします。

販売価格等につきましては、下記までお問い合わせ下さい。






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2018年5月5日土曜日

Fender新シリーズ入荷!



皆様こんにちは。
ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?
我が大野楽器では、連日軽音楽部の新入部員の方々で溢れ返っており、
新たな「音楽人」達が生まれています。

正直お店のキャパを超える程のレベルでのご来店を頂き、大変有難く思うと同時に、
せっかく生まれた「音楽人」が一人でも多く「楽器が一生の趣味」と言って頂ける様しっかりサポートしていかなくてはという責任も感じる毎日です。


さて、そんな中、玄人様向けの商品もしっかりと入荷してきてますよ。

今日ご紹介させて頂くモデルは、発表自体は今年の頭でしたが、
なかなか良い個体が入荷しましたので、このタイミングでのご紹介となりました。


早速ご覧頂きましょう。

Fender USA / American Original 50s Stratocaster Aztec Gold


Fender USA / American Original 50s Stratocaster Aztec Gold

これまでの「アメリカンビンテージシリーズ」に替わり、
「アメリカンオリジナルシリーズ」として、発表されたこのモデル。
上の写真の通り、一見するとビンテージリイシュー(復刻的なモデル)に見えるのですが、現代的な要素も織り込んだシリーズなんです。

多くの方々に今なお愛される
「ビンテージ然としたルックス」
×
現代のギター弾きが求める
「弾きやすさの追求」

この2点を両立させたモデルなので、待ってましたという方も多いと思われます。

では、具体的にご説明していきましょう。

Fender USA / American Original 50s Stratocaster Aztec Gold


まず、プレイヤビリティに大きく貢献し、ビンテージの弱点を克服と言っても過言では無い部分として挙げられるのが、指板のR(丸み)と、フレットの種類です。

ビンテージの丸みの強い指板に対し、当モデルではフラットに近くなっています。
具体的には、ビンテージの7.25Rに対し、当モデルは9.5R。
これをミリに換算すると、約184Rに対し240Rとなります。

指板がやや平になったおかげで、チョーキング時の音詰まりが軽減されたり、弦高のバランスが取りやすくなったりといったメリットがあります。

さらには、フレット自体も細身で背の高い物が採用され、非常に軽い力で弾く事が出来ます。

もちろん、ビンテージを否定する気は全くありませんが、こういった弾き心地に関しては、やはり現代の設計、精度に軍配が上がりますよね。

Fender USA / American Original 50s Stratocaster Aztec Gold

ネック周り以外は基本的にはビンテージに忠実と言っても良いでしょう。
ブリッジも6点止めの仕様が採用され、クラシカルなルックス。
そんなクラシカルな雰囲気ながらも、
強い個性を放つのがこのカラーリング。「Aztec Gold」(アステカゴールド)。
ビンテージには無いカラーながらも、この50年代仕様にも非常に似合う
モダンなカラーです。ゴールドなのに落ち着きのある雰囲気が素晴らしいです。


Fender USA / American Original 50s Stratocaster Aztec Gold

やや厚みのあるSoft Vシェイプのグリップを採用し、弾きやすさとサウンドの両立を図りました。このグリップとても手に馴染み、弾けば弾くほど手放せなくなる感じです。
グリップにお悩みの方、是非お試し頂きたいです。


Fender USA / American Original 50s Stratocaster Aztec Gold

コーティングコイルワイヤーからクロスカバー出力ワイヤー、ファイバーボビン、アルニコ 5 マグネットに至るまで、当時のスペックを忠実に再現したPure Vintage ‘59 シングルコイル Stratocaster ピックアップを採用。
まさに、変えるべき所と、変えてはならない所、そんな葛藤にも似たモノづくりを感じる部分ですね。

Fender USA / American Original 50s Stratocaster Aztec Gold

このヘッド、このロゴ。
「安定」のカッコよさ。



パーツチョイスだけではなく、極上のトーンと絶妙な経年変化を見せるラッカーフィニッシュなど、50 年代モデルの代表的なスペックを反映しつつ、モダンプレイヤーが求めるプレイヤビリティを兼ね備えた

Fender USA / American Original 50s Stratocaster Aztec Gold

是非ご検討くださいませ。




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