皆様こんにちは。
12月もいよいよ終盤、THE年末といった感じになってきましたが、
いかがお過ごしでしょうか?
当店もご多分に漏れず、ドタバタとしております。
相変わらず、弊社オリジナルブランド「Bruno Guitars」の各種お問い合わせも
多く、例年にも増したバタバタっぷりです(汗)本当にありがとうございます。
さて、そんな中、
「ギターマガジン2018年11月号」でちょい出しして、
「2018楽器フェア」で発表させていただき、
大変ご好評を頂いていました
Bruno Guitarsの新作エフェクター、
「BDL-1」がようやく発売となりました。
一応、「12月発売」と言っていましたが、こんなに月末近くになってしまい、
大変申し訳御座いませんでした。
お待ち頂いていた方に関しましては、順次ご連絡させて戴きますので、宜しくお願い致します。
では、その「
Bruno Guitars BDL-1」とは、どんなものなのか。
それを詳しくご説明していきたいと思います。
現在発売中の
「BOD-1」、
「BB-1」に次ぐ新機種として、
今回登場した「BDL-1」はディレイです。
ディレイは大きく分けると、「アナログ」と「デジタル」がありますよね。
それぞれの特徴としては、、
ザックリとですが、
アナログディレイ・・・掛かり具合が自然。その分2音目以降がこもった音となっていて、バンドアンサンブルの中では聞こえにくい。または、聞こえる音量まで上げると悪目立ちする。
デジタルディレイ・・・サウンドがクリアーで2音目以降も明瞭なので、アンサンブルの中でもしっかりと聞こえる。しかし、逆にクリア過ぎで不自然さが気になる場合もある。
といった感じでしょうか。
この様な理由から、
アナログディレイからデジタルに買い替え、またアナログ、そんな買い替えを何度かした後、結局使わなくなるというパターンにはまった人も多いのではと思います。
また、別のパターンでは、かなり多機能型の物で、色々なモードがついていて、設定すら難しくて思った音作りが出来ないまま使わなくなる。。というパターンもありますよね。
ワタクシもその一人で御座いまして、
今回このディレイを開発するにあたって、掲げた目標が、、
①操作がシンプルで簡単。
②ほど良くクリアな音質を保ちつつも、アナログ的減衰感のある自然なサウンド。
の2点でした。
①に関しては3ノブ、エフェクトレベル、ディレイタイム、フィードバックとし、余計なつまみは一切排除することで、取説を見なくても直観的に操作可能としました。
問題は②なんです。
言い換えれば、「アナログとデジタルの良いとこ取り」とも言えますので、
一歩間違えるとただの中途半端な物になってしまいます。
とにかく手探りでの試作を何度も繰り返しました。
結果として、基本的には「デジタル」回路を用いて、
デジタルならではのクリアな音質にアナログらしい脚色を付ける形が最も良かったです。
この脚色がまさに「センス」でして、ワタクシのワガママ全開でやらせていただきました。
その甲斐もあって、2018楽器フェアで多くのお客様から
「これはアナログディレイでしょ?」
「いいえ、デジタルです。」
「かけっぱなしに出来るディレイだね!」
「そうなんです!セッティング次第でリバーブ的に使ってもOKです。」
「こんな適当にセッティングしても、らしい音が出るんだね」
「嫌味の無いディレイだね~」
等々、嬉しいお言葉を数えきれない程戴きました。
サウンドに関しては、2018楽器フェアの時の
菰口雄矢
さんがブースにお越しになられた際の動画が解り易いと思いますので、
是非チェックして下さい。
この時の使用機材は、
ギター・・・Bruno TN-295
アンプ・・・Fender Twin-Amp
ブースター・・・Bruno BB-1
ドライブ・・・Bruno BOD-1
ディレイ・・・Bruno BDL-1
シールド・・・Bruno Bruno Musical Instrument Cable
です。参考にしてみてください。
それでは、ここからは、外観の詳細をご説明していきたいと思います。
今回のカラーリングは「キャンディーアップルレッド」です。
いかがですか?この色味。
正直大変でした。
なにせ、※「粉体焼付塗装」(パウダーコート)
※詳しくはBOD-1のご紹介ブログをご確認下さい。
塗料(液体)とは違い、あくまで「粉」なので、調色には限界があります。
今回「粉体焼付塗装」でこのカラーを再現する為に、塗料メーカー、塗装業者を探すところから始めました。
何とか協力頂ける企業様が見つかり、
粉体塗料メーカーさんとも打ち合わせをさせて頂いたり、
実際焼付の工程を行う工場にもお邪魔して細かい注文をさせて頂きました。
正直、ギターと同じラッカーで塗装してしまえば楽なんですけどね。
相手は木材ではなく、金属なので、すぐに剥がれてしまいます。
足で操作するというエフェクター。
やはり、塗膜の強度は必要だと思います。
ハンドメイド系、ブティック系と呼ばれる高級エフェクター達、
「粉体焼付塗装」に拘っているものはあまりありません。
手作りのピックガード。ちゃんと白黒白の3プライです(笑)
コントロールは、左から、
エフェクトレベル・・・原音に対してのエフェクト音量を設定します。
ディレイタイム・・・やまびこの間隔を調整します。約700msまで。
フィードバック・・・やまびこを繰り返す回数を調整します。一杯にすると発振します。
ディレイタイムの700msという数字は昨今のディレイの中ではやや短めかと思いますが、一般的な使い方では十分な範囲なので、問題はないと思います。
正直ここを長くすればするほど、ノイズが乗るので、それを対策する為に全体の音質を犠牲にする事になってしまいます。Bruno BDL-1は、「音質重視」という事で、このディレイタイムとしました。
Brunoエフェクターシリーズに共通した視認性の高いLEDインジケーター。
このLEDひとつにも拘っており、よく見かける 赤、青、緑、白 では無く、
「電球色」なんです。
LEDなのに電球。解る人にはわかるこの小さなコダワリ。
上面にすべての端子を配置したデザイン。
これもシリーズに共通の仕様です。
エフェクターボードに並べた際に隣同士をピタッとくっつけて並べられる。
ボード内の無駄なスペースを作らず、すっきりと納められます。
で、実際3台を並べてみました。
ソルダーレスのパッチケーブルなどでもっと短いケーブルを製作すればもっとスッキリまとめられそうですね。
サウンド、操作性、デザインすべてにコダワリ満載の
Bruno BDL-1 是非ご検討下さいませ。
ちなみに、初回入荷分は残りわずかです。
次回入荷は来年1月末ごろの予定です。
楽器フェア以降、Bruno Guitars 全ての商品の在庫が枯渇状態で大変ご迷惑をお掛けしております。特にギター、ベースに関しては、今現在ご注文頂いた場合来年8月以降のご納品となります。
その他商品に関しましては、随時入荷はありますが、入荷後即完売という事も多いので、在庫の確認、ご注文に関しましては、メールでお問い合わせいただければ、リアルタイムの状況をお伝え出来ますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
Bruno Guitarsのお問い合わせは、
公式サイトのお問い合わせフォーム、
もしくは、株式会社大野楽器 info@ohnogakki.jp にお願いいたします。