2019年1月13日日曜日

10.8mmピッチ。



皆さまこんにちは。
先日の記事を読んでいただいた方からお問い合わせがあり、
店頭でも複数のお客様から同じようなご質問がありましたので、
それについて詳しくご説明させていただこうと思います。

そのお問い合わせとは、、
10.8mmピッチのストラトタイプのブリッジについてです。

先にお断りしておきますが、
このブリッジの詳しい型番などは公表するつもりはありません
このブリッジに辿り着くまでに相当の苦労があり、
当然、多くの無駄な出費もあり、そのうえでやっと見つけたモノなので。。
大変申し訳ございませんが、ご了承下さい。
勿論、パーツ販売はしておりますので、ご購入をご希望のお客様はお気軽に
ご連絡ください。


と、いきなり堅苦しい文章になってしまいましたが、、、
まぁ色々な方がいらっしゃるので・・・。お察し下さると幸いです。


さて、気を取り直して。。

まず、ギターの弦と弦の間隔を「ピッチ」と言います。
その「ピッチ」は楽器によって様々な物があります。

代表的なギターのピッチを見てみましょう。
ちなみに、ギターの世界は「ミリ」と「インチ」が混在していて、
測り方や、ミリインチ表記の差異により若干の誤差がありますので、
あらかじめご了承ください。
また、基本この記事上では、解り易さを優先したいので、「ミリ」表記で
ご説明していきます。

ストラトキャスター・・・11.3mm
レスポール・・・10.5mm

そうなんです。この超代表的な2モデルでこれだけの違いがあるのです。
一つの駒あたり、0.8mmの違い。数字だと1mm以下の微々たる差と思う方
もいらっしゃるかもしれませんが、、
実際には1弦から6弦の距離だと×5になりますので、
11.3×5=56.5
10.5×5=52.5
差が4mmもあります。こうなってくると無視できない差なのでは?

中には、レスポールからストラトに乗り換えたんだけど、
「何となくストラトは弾きにくい。」という印象を持ったかたも少なくない
のでは?
もちろん、他にも要因はありますが、このピッチの差のせいもかなりあると思います。

そこで、ストラトの11.3mmをなんとか狭くする方法は無いかと。。
しかも取り付けはそのまま「ポン付け」出来ると良いなぁと。。

そこで、まず、ちょっと調べれば出てくるモデルが、
GOTOH 510T-SF2 というモデルですね。
取り付けネジのピッチは11.3mmのままで、
弦間ピッチが10.8mmとなっているモデルです。
10.8mmピッチ ストラト

もちろんこれが悪いという訳ではありませんが、
見た目が近代的な雰囲気になってしまいます。
それから、背面のブロック部分も独特な形状で、弾き心地も大分変ってしまいます。
裏からの写真はこちら。
10.8mmピッチ ストラト
そして、致命的なのが、個体にもよりますが、アームを支える部分の根元にある
真鍮色のナットが大きすぎて、ギター本体のザグリに干渉する場合があるんです。


やはり、ワタクシとしては、表面のルックスもビンテージスタイルで、
中身のブロック部分も慣れ親しんだ通常の形状のスチールブロックが望ましいです。

その他の色々なパーツメーカーの物も検証し尽くした結果、、、
このパーツに辿り着きました。

写真でご覧いただきましょう。
10.8mmピッチ ストラト

いかがでしょうか?表側からのルックスは、特に大きな違和感はありませんよね。
そして、裏からは・・・

10.8mmピッチ ストラト

裏はこんな感じです。この伝統的なスチールブロックが落ち着きますよね。

そして、取り付けは・・・

10.8mmピッチ ストラト

黄色い●が11.3mmピッチ。元々の取り付けピッチと同じですね。
そして、赤い●が弦の通る部分で、10.8mmピッチです。
したがって、黄色の●よりも赤い●がやや内側にずれているのが写真でも
お解りいただけると思います。
つまり、11.3mmピッチのストラトを無加工で10.8mmピッチに変換出来たうえ、
見た目は全くと言って良いほど変わらないという素晴らしいブリッジなのです!!


当店ではこれを更にひと手間掛けて、
サドル(駒)をRawVintageのPure Steel Saddlesに変更し、
搭載するパターンが多いです。


この11.3mmから10.8mmへの変更、
比較的手の小さい我々日本人には最適なチョイスだと思います。
また、レスポールからの持ち替えにも違和感が少なくなります。
そして、ビブラート時にも「弦落ち」しにくくなるというメリットも付加されます。

非常に平凡な表現にはなってしまいますが、
「メチャクチャ弾きやすくなります!」
ストラトに慣れている方も是非お試しください。

遠方のお客様でも販売致します。
ご注文、金額等のお問い合わせは、下記までお願いいたします。
info@ohnogakki.jp
048-986-8686
(水曜定休)





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2019年1月11日金曜日

自分だけの1本。




皆様、こんにちは。
最近このブログもBruno Guitars関連の記事が多く、
なかなか他の商品のご紹介が出来ていなかったのですが、
当店では相変わらず「Navigator」(ESP)のオーダーメイドが人気です。

というのも、当店では、アフターのフォローはもちろん、
オーダー前の段階でのサポートをしっかりと行っています。

オーダーメイドと言っても、まず漠然と不安はありますよね?
実際に手に取って弾いてから購入するわけではないので当然だと思います。
この部分がオーダーメイドの最大のデメリットだと思います。

そのデメリットによる不安を少しでも抑える為には、
ネットの情報に踊らされず、お客様自身の眼で見るという事。
製造メーカー、お店、お客様の3者間の信頼関係の構築。
これしかありませんよね。

その為に、当店では出来る限り「工場見学」を行っています。
それも、工場側の一方的な説明に頼ることなく、
当店スタッフが同行し、お客様目線での質問や、わがまま(笑)
にも可能な限りお応えしています。

やはり、「百聞は一見に如かず」ですよね。
工場にお連れした多くののお客様が、
これまで当たり前に信じていた物がただの噂レベルの情報で、
目の前で行われている実際の作業などを見て、改めて真実を知るといった感じです。


さて、前置きもだいぶ長くなってしまいましたが、
今日ご紹介させて頂くものは、
そんな工場見学の上でオーダーを頂き、出来上がってきた1本です。


「Navigator KR-STⅡ フルオーダーモデル」です。
この聞きなれないモデル名(型番)もお客様が決められます。
お客様専用型番として、工場でも識別されています。

それでは、ご覧いただきましょう。

ESP Navigator オーダーメイド


スタンダードなストラトシェイプの中に、細かなコダワリを投入した1本。
これからオーダーする方々の参考にもなると思うので、
そのこだわりポイントなどをご紹介させて頂こうと思います。


ESP Navigator オーダーメイド

まず、目に付くのがこの部分だと思います。
そうです。リアがハムバッカーになっていますね。
これは、幅の広いジャンルを演奏されるオーナー様ならではのチョイスですね。
サウンドキャラクターの幅が広がり、使い勝手が良くなります。
そして、それをあえてメッキのカバードタイプにするというコダワリ。
これは、ワタクシも超オススメしているパターンです。
ストラトのリアハムは見かけることもありますが、
かなりの割合でオープンタイプ(カバー無し)を搭載しているんです。
確かにフロント、リアのシングルPUのカラーに合わせるという意味では
オープンタイプが正解かもしれませんが、ちょとゴテゴテして見えませんか?
メッキのカバードにすると、思っているよりもスッキリ見えます。
ブリッジやジャックプレートのメッキパーツとの相性も良く、
何となく高級感もアップしますよね?
ストラトのリアにハムを載せようと検討されている方は参考にしてみて下さいね!

ESP Navigator オーダーメイド ギター

ボディ材はAsh材をチョイス。
しかもなんと1ピースです。フルオーダーならではの贅沢な仕様ですね。
一見すると流麗なソニックブルーに見えますが、実は「シースルー」なんです。
うっすらと木目が透けて見えますね。こだわってますね!

ESP Navigator オーダーメイド ギター

バックパネルは無しの仕様。ネジ穴も無く、スッキリしています。
バックパネルを外したまま使う方は多いと思います。
そんな方はいっそこういった仕様はいかがでしょうか?
まぁ、穴は後からでも空けられますしね。

ESP Navigator オーダーメイド ギター

こだわりのブリッジ部分。
写真では分かりづらいのですが、、
6本並んだボディへの取り付けネジは11.3mm間隔で通常のストラトと同じです。
しかしながら、サドル(駒)の部分は10.8mm間隔なんです。
日本人の手のサイズにフィットする10.8mmピッチ。
是非お試し頂きたい!あと、レスポールを使っていた方にもオススメです。
レスポールは10.5mmピッチの物が多く、やや狭め。
それに対し、多くのストラトが11.3mmピッチなので、かなり違和感が生じます。
その違和感をこのブリッジで解消できます!
しかも、ボディ加工は一切要りません。素晴らしい!!
でもこのパーツほとんど出回っていませんので、当店にご相談ください!

そして、さらなるコダワリは、サドル(駒)をRawVintageのPure Steel Saddles
にしているところです。
このサドルは、通常の物に比べ、硬いのでサウンド変化はもちろん、弦の食い込み
も軽減されるのでオススメです。

このブリッジユニットが今のところワタクシの考える最強の組み合わせです。


ESP Navigator オーダーメイド ギター

フレットの仕上げもご覧の通り、コダワッテいます。
この角を丸める仕上げは見た目の美しさだけではなく、
きちんと機能もアップしています。
通常の斜めに削っただけの仕上げに比べ、フレットの使用可能範囲が広がるので、
ビブラートをかけた際にも「弦落ち」するリスクが低くなります。
この仕上げは、ESP、Navigatorといえども、全ての商品に行っている訳ではありません。
実はこの仕上げ、当店指定の仕上げ方となっております。
店頭にサンプルも御座いますので、ご覧になりたい方はお声がけください。


ESP Navigator オーダーメイド ギター

フレット同様美しいナットの仕上げ。
皆さんの気にする「弦高」も実はブリッジはもちろん影響しますが、
それ以上にナットの溝切具合で決まってきます。
また、エッジが手に当たり痛いという個体も多く見られますが、
しっかりと面取りがしてあり、大変滑らかな仕上げとなっております。


ESP Navigator オーダーメイド

フルオーダー品に付属される証明書。
ここにもオーナー様御自身で決めたモデル名・型番が記入されます。


序盤で申し上げた通り、オーダーメイドは弾いてから買えないというデメリット
はありますが、それを上回るメリットがあります。
そのメリットの中でも最も大きいのは、
「自分だけの1本」を作れるという事だと思います。

また、プロセスも楽しめる様、スタッフもお客様と同じ目線で
一緒に悩んだりとご相談に乗らせて頂きますので、
是非皆様もご検討してみてはいかがでしょう?






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埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686

2019年1月6日日曜日

明けましておめでとうございます。




明けましておめでとうございます。
旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同、
心よりお願い申し上げます。


大野楽器は昨日5日からのスタートでしたが、
早速のご来店、お問い合わせ等多数頂きまして、
誠に有難う御座います。

そんな中、修理相談、お問い合わせで何件かあったのが、
アコースティックギターの「割れ」や、
エレキギターの指板の「ヒビ」についてでした。

大野楽器店内は24時間加湿器をオートで作動させており、
更にメモリータイプの湿度計も設置して湿度を監視していますが、
そこまでしていても湿度40%近くまで落ち込んでしまう瞬間があったりと
なかなか厳しい季節になって参りました。

そこで、大野楽器から皆様へ、
「楽器乾燥注意報」を発令させて頂きます。

楽器の理想的な保管環境は、
湿度40%~50%と言われています。

40%以下になると「割れ」「ヒビ」「フレットバリ」
等のリスクがグッと上がります。

実際「乾燥」は楽器だけではなく、人間も風邪をひきやすくなったりと
良い事はありませんので、是非加湿器や濡れタオルで「湿度調整」
を行って下さいね!

また、今回は、指板のメンテナンスをお見せしたいと思います。

まず、乾燥&フレットの酸化(錆び)状態の指板です。
下写真ご覧ください。


弦も錆びていて、フレットも曇り、錆びが出ていて、
ローズウッド部分もカラカラに乾いている状態です。
エボニー指板に比べれば、ローズは多少粘りがあるので、
即「割れ」る訳ではありませんが、このまま放置すると本当に割れるので注意です。
また、単純に触り心地、つまりは弾き心地がだいぶ悪くなっているので、
きちんとメンテナンスをしていきましょう。


用意したものは、
・フレット磨きに使うコンパウンド(研磨剤)
・指板用オイル
・マスキングテープ
・キッチンペーパー

まずはマスキングを行います。
今回は撮影の為に部分的にしています。
ここでの注意点は、フレットの際をキッチリと「攻める」事です。
白いコンパウンドがローズウッドの導管の中に入り込むと取れなくなり、
乾くと白く目立つので、それを防ぐ為です。

コンパウンドとキッチンペーパーを使って磨き終えました。
フレットが光り輝いていますね。
これは見た目だけではなく、弾き心地に大きく影響します。
錆びているフレットはビブラートやチョーキングの際に「ゴリゴリ」とした
感触になり摩擦抵抗があります。
しかっり磨いてあると、まさに「つるつる」の弾き心地で、
スムースなビブラートやチョーキングが可能となります。
また、余分な力が抜けるので、フレットの摩耗も最小限にする事が出来ます。

フレットを磨き終えたら、お次は指板にオイルを塗っていきます。
基本的にはクロスにとり、指板に塗布するのですが、
ワタクシは指で直接塗ることが多いです。
クロスやティッシュだと余分にオイルを消費しますし、
結構塗り過ぎる事も多いです。
また、指塗りだと、指板の状態もしっかりと確認出来ます。

ここでの注意点は塗り過ぎ注意です。
余分なオイルは拭き取りましょう。

それでは、比較です。
右側が作業前。
左側がフレットも磨き、オイルで保湿もされた状態です。
色味も良く、実際触り心地も「スルっと」していて気持ちが良いです。


湿度がグッと下がったこのタイミング、
保湿ついでにメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか?
当店スタッフはメンテナンス用品オタクも居ますので、
何か解らない点があれば、是非お問い合わせ下さい。




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2018年12月29日土曜日

年末のごあいさつ。




今年一年間、当店をご愛顧頂きまして誠に有難う御座いました。

心より御礼申し上げます。


昨年末、このブログ上でのご挨拶で
「初のチャレンジ」というワードを使いましたが、
まさにその言葉通りの一年間だったと思います。

何より最も大きな出来事といたしまして、
Bruno Guitars「2018楽器フェア」への出展が挙げられると思います。

発足から3年目の新参ブランドが
国内最大の楽器ショーに参戦する。
正直、不安も大きかったのですが、
多くのお客様の後押しが、自信に繋がり、
大成功を収める事が出来ました。
本当にありがとうございました。


また、Bruno Guitarsの知名度が上がると同時に、
大野楽器自体を応援していただけることも増え、
遠方からご来店のお客様なども増え、
新たな出会いも多い一年間でした。
自分の感覚からすると「旅行」に思える場所からも
「意外と近いですよ(笑)」と言ってご来店いただけるお客様の
「熱」をたくさん戴きました。


2019年はBruno Guitarsユーザー様が
ユーザーである事を誇りに思える様、
更なる一歩を踏み出したいと思います。

また、株式会社大野楽器としましても、
みなさまの音楽ライフを全力でサポート出来る様、
邁進して参りますので、変わらぬご愛顧を賜りますよう
大野楽器一同お願い申し上げます。


大野楽器スタッフ一同



年末年始のスケジュールは、以下の通りです。
2018年12月29日まで通常営業
2018年12月30日~2019年1月4日まで休業
2019年1月5日から営業開始となります。

休業期間に関しましては、メールの返信等も出来ませんので、
5日以降の返信となります事、ご了承下さいませ。


2019年も皆様にとって幸多き年でありますよう心よりお祈り申し上げます。では、良いお年をお迎え下さい!






2018年12月24日月曜日

ついに発売!!



皆様こんにちは。
12月もいよいよ終盤、THE年末といった感じになってきましたが、
いかがお過ごしでしょうか?
当店もご多分に漏れず、ドタバタとしております。
相変わらず、弊社オリジナルブランド「Bruno Guitars」の各種お問い合わせも
多く、例年にも増したバタバタっぷりです(汗)本当にありがとうございます。


さて、そんな中、
「ギターマガジン2018年11月号」でちょい出しして、
「2018楽器フェア」で発表させていただき、
大変ご好評を頂いていましたBruno Guitarsの新作エフェクター、
「BDL-1」がようやく発売となりました。
一応、「12月発売」と言っていましたが、こんなに月末近くになってしまい、
大変申し訳御座いませんでした。
お待ち頂いていた方に関しましては、順次ご連絡させて戴きますので、宜しくお願い致します。


では、その「Bruno Guitars BDL-1」とは、どんなものなのか。
それを詳しくご説明していきたいと思います。


Bruno Guitars BDL-1 エフェクター

現在発売中の「BOD-1」「BB-1」に次ぐ新機種として、
今回登場した「BDL-1」はディレイです。

ディレイは大きく分けると、「アナログ」と「デジタル」がありますよね。
それぞれの特徴としては、、
ザックリとですが、

アナログディレイ・・・掛かり具合が自然。その分2音目以降がこもった音となっていて、バンドアンサンブルの中では聞こえにくい。または、聞こえる音量まで上げると悪目立ちする。

デジタルディレイ・・・サウンドがクリアーで2音目以降も明瞭なので、アンサンブルの中でもしっかりと聞こえる。しかし、逆にクリア過ぎで不自然さが気になる場合もある。

といった感じでしょうか。
この様な理由から、
アナログディレイからデジタルに買い替え、またアナログ、そんな買い替えを何度かした後、結局使わなくなるというパターンにはまった人も多いのではと思います。
また、別のパターンでは、かなり多機能型の物で、色々なモードがついていて、設定すら難しくて思った音作りが出来ないまま使わなくなる。。というパターンもありますよね。

ワタクシもその一人で御座いまして、
今回このディレイを開発するにあたって、掲げた目標が、、

①操作がシンプルで簡単。
②ほど良くクリアな音質を保ちつつも、アナログ的減衰感のある自然なサウンド。

の2点でした。
①に関しては3ノブ、エフェクトレベル、ディレイタイム、フィードバックとし、余計なつまみは一切排除することで、取説を見なくても直観的に操作可能としました。

問題は②なんです。
言い換えれば、「アナログとデジタルの良いとこ取り」とも言えますので、
一歩間違えるとただの中途半端な物になってしまいます。

とにかく手探りでの試作を何度も繰り返しました。

結果として、基本的には「デジタル」回路を用いて、
デジタルならではのクリアな音質にアナログらしい脚色を付ける形が最も良かったです。
この脚色がまさに「センス」でして、ワタクシのワガママ全開でやらせていただきました。

その甲斐もあって、2018楽器フェアで多くのお客様から
「これはアナログディレイでしょ?」「いいえ、デジタルです。」
「かけっぱなしに出来るディレイだね!」「そうなんです!セッティング次第でリバーブ的に使ってもOKです。」
「こんな適当にセッティングしても、らしい音が出るんだね」
「嫌味の無いディレイだね~」
等々、嬉しいお言葉を数えきれない程戴きました。

サウンドに関しては、2018楽器フェアの時の
菰口雄矢さんがブースにお越しになられた際の動画が解り易いと思いますので、
是非チェックして下さい。

この時の使用機材は、
ギター・・・Bruno TN-295
アンプ・・・Fender Twin-Amp
ブースター・・・Bruno BB-1
ドライブ・・・Bruno BOD-1
ディレイ・・・Bruno BDL-1
シールド・・・Bruno Bruno Musical Instrument Cable

です。参考にしてみてください。


それでは、ここからは、外観の詳細をご説明していきたいと思います。


Bruno Guitars BDL-1 エフェクター 楽器フェア

今回のカラーリングは「キャンディーアップルレッド」です。
いかがですか?この色味。
正直大変でした。
なにせ、「粉体焼付塗装」(パウダーコート)
※詳しくはBOD-1のご紹介ブログをご確認下さい。
塗料(液体)とは違い、あくまで「粉」なので、調色には限界があります。
今回「粉体焼付塗装」でこのカラーを再現する為に、塗料メーカー、塗装業者を探すところから始めました。

何とか協力頂ける企業様が見つかり、
粉体塗料メーカーさんとも打ち合わせをさせて頂いたり、
実際焼付の工程を行う工場にもお邪魔して細かい注文をさせて頂きました。

正直、ギターと同じラッカーで塗装してしまえば楽なんですけどね。
相手は木材ではなく、金属なので、すぐに剥がれてしまいます。

足で操作するというエフェクター。
やはり、塗膜の強度は必要だと思います。

ハンドメイド系、ブティック系と呼ばれる高級エフェクター達、
「粉体焼付塗装」に拘っているものはあまりありません。

Bruno Guitars BDL-1 ピックガード エフェクター

手作りのピックガード。ちゃんと白黒白の3プライです(笑)
コントロールは、左から、
エフェクトレベル・・・原音に対してのエフェクト音量を設定します。
ディレイタイム・・・やまびこの間隔を調整します。約700msまで。
フィードバック・・・やまびこを繰り返す回数を調整します。一杯にすると発振します。

ディレイタイムの700msという数字は昨今のディレイの中ではやや短めかと思いますが、一般的な使い方では十分な範囲なので、問題はないと思います。
正直ここを長くすればするほど、ノイズが乗るので、それを対策する為に全体の音質を犠牲にする事になってしまいます。Bruno BDL-1は、「音質重視」という事で、このディレイタイムとしました。


Bruno Guitars BDL-1 ストラト ピックガード

Brunoエフェクターシリーズに共通した視認性の高いLEDインジケーター。
このLEDひとつにも拘っており、よく見かける 赤、青、緑、白 では無く、
「電球色」なんです。
LEDなのに電球。解る人にはわかるこの小さなコダワリ。


Bruno Guitars BDL-1 エフェクター ストラト風

上面にすべての端子を配置したデザイン。
これもシリーズに共通の仕様です。
エフェクターボードに並べた際に隣同士をピタッとくっつけて並べられる。
ボード内の無駄なスペースを作らず、すっきりと納められます。

Bruno Guitars ストラト風エフェクター

で、実際3台を並べてみました。
ソルダーレスのパッチケーブルなどでもっと短いケーブルを製作すればもっとスッキリまとめられそうですね。

サウンド、操作性、デザインすべてにコダワリ満載の
Bruno BDL-1 是非ご検討下さいませ。


ちなみに、初回入荷分は残りわずかです。
次回入荷は来年1月末ごろの予定です。



楽器フェア以降、Bruno Guitars 全ての商品の在庫が枯渇状態で大変ご迷惑をお掛けしております。特にギター、ベースに関しては、今現在ご注文頂いた場合来年8月以降のご納品となります。
その他商品に関しましては、随時入荷はありますが、入荷後即完売という事も多いので、在庫の確認、ご注文に関しましては、メールでお問い合わせいただければ、リアルタイムの状況をお伝え出来ますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

Bruno Guitarsのお問い合わせは、公式サイトのお問い合わせフォーム、
もしくは、株式会社大野楽器 info@ohnogakki.jp にお願いいたします。











2018年11月22日木曜日

ペンギン入荷!


皆様こんにちは。
しばらく、Bruno関連の記事ばかりでしたが、
久しぶりにBruno以外のブランドの商品のご紹介です。

今回入荷した1本は、
Gretsch G6134T-58 BURL-KD FSR
PENGUIN With BIGSBY
です。

あまりに長いモデル名は覚えにくくもありますが、
簡単にご説明すると、
グレッチの中でも名作とされる58年製ペンギンを元に、
創業135周年記念モデルとして、
スペシャルなウッドマテリアルで製作されたモデルなんです。

まぁ、とにかくご覧ください。

グレッチ ペンギン

本来ホワイトカラーで知られているペンギンですが、今回はFSR(ファクトリースペシャルラン)ということで、バーチ・バール材のエキゾチックな木目を存分に生かしたサテンナチュラルカラー×ゴールドパーツ×アクリルクリアガードの組み合わせとなっております。

では、もっと細部をご紹介させて頂きます。

グレッチ ペンギン リイシュー
ヘッド部分もボディ同様にバーチ・バールのサテンナチュラルカラー。
そこに、ゴールドラメのインレイワークにて入れられたロゴが光ります。
指板はエボニー。言う事なしの詰まり具合。

グレッチ エルボーガード 肘当て
グレッチならではの「肘あて」もゴールドメッキでゴージャス!!
このあたりは当時ならではのデザインで、現代ではまず生まれない物ですね。

グレッチ ペンギン バインディング
ネックサイド、ボディサイド共にバインディングが施されています。
実はこれ5層になっていて、(外側から 金ラメ→白→黒→白→黒)
大変手間の掛かる仕上げとなっております。

グレッチ ビグスビー
アームユニットは、グレッチと言えば、の、ビグスビー社のB3GB。
このアーム、チューニングどうのこうの言うもんではありません。
このアームにしか出せない独特なサウンドがあり、個人的にはそのサウンドを得る為に付いていると考えております。
とはいえ、使い方さえ間違わなければ大騒ぎするほどの狂いは出ないはずですが・・・。

グレッチ ペンギン ピックガード アクリル
分厚い透明なアクリルを使ったピックガード。
なんと5mmもの厚みがあります。
透明だけど決して軽薄ではない、むしろクリスタルを感じさせる高級感。
そんなピックガードには皆さんの憧れのペンギンのイラスト。

グレッチ ジュエル Gアロー ノブ
ノブも最上位機種専用とも言える「ジュエルドGアローノブ」を採用。
無粋かもしれませんが、お金の話をしてしまいますが、これ1個¥3,500もします。。
2個で¥7,000。。
それにしてもこのノブを自然に受け入れられるのはグレッチぐらいではないでしょうか。
ストラトにもレスポールにも似合わない。グレッチオーナーにしか許されないお洒落といったところでしょうか。

グレッチ フィルタートロン
ピックアップは定番のHigh Sensitive Filter'Tronを採用。
ブリッジはスペースコントロールと言われるピッチ(弦間)を細かく調整出来るタイプを採用しています。これらも全てゴールドで統一されています。

グレッチ ペンギン チェンバード
サテン仕上げの感じが最も伝わる写真なのではないでしょうか。
この半艶の具合が安っぽくなくて、良いセンスです。
バックパネルは全てゴールドラメです。これもまた下品な感じは一切ありません。

グレッチ ペンギン バーチ
一見重そうな印象かもしれませんが、チェンバードボディ(中空)の為、非常に軽量です。ちなみに、この個体は、3.5Kgでした。平均的なストラトと同等といったところでしょう。

グレッチ ペンギン ハードケース
最後に、ハードケースまで抜かりはありません。
ホワイトレザーにゴールドカラーの「Gアローロゴ」がプリントされた専用ケースが付属されます。もう、ケースだけでもカッコ良いですね。
写真の様にただ無造作に置いただけでも絵になるケースです。


まさにスペシャルな1本。
58年ペンギン・リイシュー・135周年記念モデル。
いかがでしょうか?


何本かはハッキリしていませんが、
FSRということで「限定」なのは間違いありません。
当店でも確保できたのは1本のみです。

ご検討中の方、お早めにどうぞ。





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2018年11月2日金曜日

再会!!




皆様こんにちは!
本日は、非常に嬉しい「再会」がありましたので、
その事を皆様にお伝えしたいと思います。


先月行われました「2018楽器フェア」の会場で、
お仕事の合間にブースに遊びに来て頂いた
ベーシスト村田隆行さんが、
なんとお店にも遊びに来てくれました!
<その時の模様はBruno公式YouTubeチャンネルでも公開中!>

弊社ブランド「Bruno」に興味を持って頂いた様で、
「もう一度弾いてみたい」との事でした!


最近お店では、
「ギターマガジン」
「楽器フェア」
でBrunoを知って頂いて、かなり遠方からご来店されるお客様も多く、
大変嬉しく思います。本当にありがとうございます。
そして、「楽器離れ」が囁かれる昨今ではありますが、
むしろ、お一人お一人の楽器に対する情熱はかなり高いと感じます。

そして、その楽器に対する「熱」は
プロもアマチュアも関係なく、
みんなとにかく好きなんですよね。

今回ご来店の村田さんもそういった
楽器好きの一人だと感じました。

Bruno TELEBIRD ベース 村田隆行 ブルーノ
https://twitter.com/TakayukiMurata/status/1057918121669943297

店内でじっくりと試奏して頂き、お褒めの言葉を頂き、嬉しかったです!
既にオーナーとなっている方々もこういったプロの方の裏付けがあると
テンション上がりますよね?

また、プロとしての目線からのご意見も大変参考になり、
今後、乞うご期待といった感じです!


この後、なんと
Bruno Music Instrumental Cable もお買い上げ頂き、
スタッフ一同感極まりました!


Brunoのエフェクターやその他小物類も一つ一つコダワリ抜いて開発した
ものなので、是非そちらもチェックしてみてくださいね!




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