2015年8月28日金曜日

準備中!!




皆様こんにちは。

いよいよ明日に迫って参りました

Leather Brand "Shin"Trunk Show
MACS Presents Guitars Trunk Show

in MUSHMANS


ご予定は空けて頂けていますでしょうか?

29日、30日と二日間ありますので、是非遊びに来て下さいね!


来ていただける皆様に楽しんで頂ける様、
只今スタッフは準備の真っ最中です!


MUSHMANS(洋服)×Shin(レザー)×MACS(楽器)
の三社合同イベント。

スタッフも気合を入れて準備をしております!





それぞれのイベント告知はこちらからご覧下さい。






今回のご来場特典がまた豪華です。


ライター&ライターケースです。
これが貰えるんです!

来て頂いた方全員にです。

ワタクシも打ち合わせ時に見せて頂きましたが、
ふと置いてあるだけで「絵」になるカッコよさです。
そして何故か触っていたくなるんですよね。

タバコを吸う方はもちろん、
吸わない方もお香やアロマを焚くとき、、、、
いや、使う機会を無理やり作ってでも持っていたくなります。


明日どうしようかなーなんて思っていた方、
これで来る気になりましたよね?(笑)


では、明日お会いしましょう!
皆様のお越しをお待ちしております!!


それではそろそろ準備に戻らないと・・・(汗)



~場所・日時~

「MUSHMANS」店内にて

埼玉県越谷市南越谷1丁目1−59 ロサード南越谷 0102

2015829日()・30日()2DAYS

両日共に11:00~20:00






~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686



2015年8月23日日曜日

お客様オーダー品。




皆様こんにちは。

本日は、お客様のオーダー品が出来上がって参りましたのでご紹介させて頂きます。

およそ5ヶ月程前に工場へ行き、材などを選ばせて貰った1本です。
その時の模様はコチラからご覧下さい。


そんな思い入れの詰まったギターが出来上がり、当店に届いたのですが・・・。
左利きのお客様なので、お客様ご本人に弾いて頂かないとチェックすら出来ません。

と思っている所にご本人様登場! なんという嗅覚なんでしょうか(笑)
まだ連絡もしていないのに・・・。

良いタイミングなので、早速弾いてチェックをして頂きました。

結果はもちろん問題なし。かなり気に入って頂けた様でした。





では、皆様にもご覧になって頂きましょう。

Navigator N-ST-ALR オーダー品

Navigator N-ST-ALR を元に、
左利き仕様、カラー変更、ピックガード変更、ワンピース材使用
というオーダー内容でした。




Navigator N-ST-ALR 指板

オーダー時に悩んだ指板です。
その結果、素晴らしく詰まった最高の指板になりましたね。

丁寧かつ精度高く仕上げられたナット部分、
エッジをしっかり面取りし、手間と高い技術力をもって
仕上げられたフレット部分。



Navigator N-ST-ALR ボディバック

写真では伝わり難いのですが・・・
ボディの木目に途切れる部分が無く、
完全な1ピースボディなのが解ります。



Navigator N-ST-ALR 左利き用

遠目からだと「ビンテージホワイト」に見えると思いますが、
実は、「シースルーホワイト」なんです。

近づいて見ると木目がバッチリ透けていますよね。

この写真を見て、多くの方が「アッシュ」材だと思われるかもしれませんが・・

実は、木目のかなりハッキリした「アルダー」材なんです。


通常、アルダー材はあまり木目が出ず、
アッシュ材に比べ、シースルー塗装に不向きです。

が、今回は木目の綺麗なアルダー材があり、
しかも1ピース材で、
そして重量も程良く、

という好条件が揃ったので、
アッシュ材にも負けない
「シースルーホワイト」が出来上がりました!




S様ありがとうございました。
しっかりと使い込んであげてください。
きっとそれに応えてくれる様な、
素晴らしい経年変化を見せてくれると思いますよ。




~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686


2015年8月17日月曜日

イベント告知!!



皆様こんにちは。
本日は今月末のイベント告知をさせて頂きます。




今年の4月、初の試みとして開催し、おかげさまで大盛況だった

Leather Brand "Shin"Trunk Show
MACS Presents Guitars Trunk Show

in MUSHMANS

ですが、、、(その時の模様はコチラからご覧になれます。)

第2回目の開催が決定しました!




今回も、MUSHMANS(洋服)×Shin(レザー)×MACS(楽器)
の三社合同イベントになります。


当店でも「MACSオリジナルギターストラップ」の製作でお馴染みの
レザーブランド「Shin」からは、
前回も好評だったミシンを持ち込んでの製作実演と、
このイベントに合わせた新作レザーアイテムの発売もあり、



当店(MACS大野楽器)からは、
ギターの王様的ブランド「Gibson」展示即売を予定しております。

また、前回のイベントで残り1枠となり、その後完売となりました、
大野楽器オリジナルギター「ストラトポール」の完成発表
そして、なんと、追加受注も受付します!

「ストラトポール」に関してはコチラをご覧ください。



~場所・日時~

「MUSHMANS」店内にて

埼玉県越谷市南越谷1丁目1−59 ロサード南越谷 0102

2015829日()・30日()2DAYS

両日共に11:00~20:00

ご来場特典で、来ていただいた方に
レザーアイテムのプレゼントもあります。





8月最後の土日は、南越谷で趣味の世界にどっぷり浸かってみるのも
良いのではないでしょうか?

是非皆様のご来場をお待ちしております。







~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686





2015年8月16日日曜日

飴色の誘惑・・・。




皆様こんにちは。

いきなり妙なタイトルですが、今回ご紹介させて頂くのは、
「大野楽器オリジナル本革ストラップ」の特注品です。



第一弾の発売から半年以上経過し、多くのお客様にご愛用して頂けている様で、
大変嬉しく思います。ありがとうございます。


ただ、、使って頂いているお客様が「ストラップ良い感じだよー」なんて言いながら
半年以上経過した物を見せられてしまうと、その経年変化のカッコよさに嫉妬してしまうのです。


ストラップのベルト部も色が変わり、アジが出てくるのですが、特にアジが出るのが
ヌメ側で出来ているパッチ部分です。

新品時は「白」に近い肌色ですが、それが飴色へと変化しているのです。

本革 ギターストラップ 大野楽器

左が約4ヶ月使用した状態。
右が新品の状態です。


そこでワタクシ個人的に特注で造って貰おうと決心しました。
そして育てる覚悟をしました。
その仕様とは・・・・。
Allヌメ革ストラップです!

そうと決まれば早速、「革職人」加來氏に相談です!



そして、出来上がった物がこちら・・・。
本革 ギターストラップ 別注

とにかく白い!
全体がヌメなので、余計に白く感じます。

ガンガン使って良いアジを出したいですね。

本革 ギターストラップ ヌメ革

相変わらずの丁寧な縫製。
仕上げも美しく、完璧です!

これがどこまで「飴色」へと変化するのか・・・。
経過もこのブログでアップしていきたいと思います。



今回は完全にワタクシの私物自慢になってしまいました。。
すいません。


そしてワタクシの我侭を形にして下さった
加來さん、ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。










~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686







2015年8月15日土曜日

カスタムオーダー品



皆様こんにちは。

当店は夏休みを終え、元気に営業しております!
夏休みも残りわずかの方や、ずっと仕事だった方、それぞれだとは思いますが、
夏バテなどしていませんか?まだまだ暑い日が続くので、お気をつけ下さい。


そんな皆様に気持ちがスカッとするカッコよい1本をご紹介させて頂こうと思います。


このブログでもすっかりお馴染みの、大野楽器と同じ南越谷にあります
アメリカンカジュアルのセレクトショップ「MUSHMANS(マッシュマンズ)」様の
藤田代表からオーダーメイドのご相談を頂いたのが今年の初め。

その後、かなり長期間に渡りお待たせしてしまいましたが、やっと完成致しました。

ESP工場 木材選定
ボディ材となる「マホガニー」をストックから
じっくりと吟味しております。
メーカーの担当者様も交え、叩いてみたり、
重さを量ってみたり、木材そのものの色味を比べたり・・・。
とにかくこういった作業の一つ一つが楽しい!

ESP工場 オーダー 打ち合わせ
ネック材、指板材、ボディ材を選定し終え、
数種類のボディカラーサンプルを確認し、
アッセンブリーを決定していきます。

こうやって仮置きするだけでもイメージしやすくなりますよね。

今回のボディカラーは「ペルハムブルー」です。
が・・・。
近年のギブソンなどで採用されている「ペルハムブルー」は、
水色メタリック的なちょっとパステル感のある雰囲気なんです。

そこで、今回は、ビンテージ感のあるカラーを目指し、
「グリーン」が混ざり、黄ばみ感もあり、高級感のある、
大人の「ペルハムブルー」に決定しました。

かなり難しい色になりますので、
テストピースにカラーサンプルを複数吹いて貰い、
イメージを具体化していきました。


しかも・・・

塗装の仕上げ方にも一工夫し、
通常のピカピカつるつるの鏡面塗装ではなく、
メタリックでありながらも木目が浮き出て、
木材の質感を感じられる仕上げでお願いしました。




そして、待つ事数ヶ月・・・。



出来上がったのがこちらです。
ESP フルオーダー

「パーロイドピックガード」に「ゴールドパーツ」
かなりエグくなるかと思いきや、むしろ個性的なボディカラーに
上手く溶け込んでいます。


ESP フルオーダー 塗装

塗装の質感をお解かり頂けるでしょうか?
木目が浮き出ていますよね。

この塗装、全く誤魔化しが効かないんです。
鏡面塗装であれば、多少の荒は磨いて誤魔化せるんですが、
この塗装はそういった事は一切出来ません。
職人さんご苦労様でした。

カラーに関しては、あくまで写真なので、
「緑」をあまり感じられませんが、
実物は、もう少し緑がかったブルーです。


ESP フルオーダー 指板

指板のローズウッドも最高です。
木目の美しさと目の詰まり具合も完璧です。
こういったローズウッドは本当に手に入りにくくなっているんです。

フレットの端の加工にも注目して下さい。
球体の様に丸められているのがお解かりになると思います。
かなり手間の掛かる作業なんですが、
これをやっておくと、冬場などに木が収縮した時にも
フレットがはみ出してガタガタになってしまう事もありませんし、
手触りも良く、フィンガリングもスムーズです。

この加工、フレット交換のお客様にもオススメしておりますが、
一度この加工をしたお客様は病みつきになります。

店頭にサンプルも御座いますので、お気軽にご相談下さい。


ESP エクスプローラー オーダー品

いやーそれにしてもカッコよい!
現物を見てみたい方は
南越谷「MUSHMANS」へどうぞ。

必ずではありませんが、店内に置いてある可能性が高いです。








~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686










2015年8月9日日曜日

大野楽器オリジナルモデル



皆様こんにちは。

先日アップしました「工場へ行ってきました」の記事は長々とした文章にも関わらず、
多くの方に読んで頂けた様で嬉しく思います。ありがとうございました。


その記事の最後に、「工場へ行った理由は見学だけではなく他にある」とお伝えしましたが、
その件についてご紹介させて頂こうと思います。



今回のブログはホントに長いですよ~(笑)
夏休みですし、お時間のある時にでも、ゆっくり読んで頂けると嬉しいです。
どうかお付き合い下さいませ。


まず、話が遡ること去年(2014年)の11月。
「2014楽器フェア」が開催されました。


そのおよそ半年前位にESP社の営業担当さんより、「2014楽器フェア」に展示する為の
新しいギターのアイデアがないかと相談を持ちかけられました。

実はワタクシ以前から造ってみたいギターがありまして、とても良い機会だったので、
そのアイデアをぶつけてみたのです。

その後、ESP社内での企画会議も通過し、見事「2014楽器フェア」に出展され、
ESP展示ブースに掲げられました!

楽器フェア2014


そのギターのコンセプトとは・・・・。
ワタクシの愛用するギター2種を掛け合わせる。というものでした。

その2種とは、「ストラトキャスター」「レスポール」なんです。

まぁ無茶苦茶ですよね・・・。
分かってます・・・。
一応業界歴15年以上ですから・・・。

でもやってみたかったんです。

一応、話を解り易くする為に、元の楽器2種の写真を載せておきます。

Fender Customshop ストラト

Fender CustomShop 61’Stratocaster 3CS

Gibson LesPaul ゴールドトップ

Gibson Historic collection 1956LesPaul


以上がワタクシの愛用する2種なんですが、(けっこうベタですいません。)
このベタな、いや、有名な2機種を混ぜるなんて、本当に無茶苦茶ですね。

コダワリとしては、よくある「ただ単にストラトキャスターにギブソン系のピックアップを
載せただけ」みたいな物にはしたくない!というのがありました。

「ルックス、サウンド共に、中間を取る!」下手をすれば中途半端な使いどころの無い
楽器が出来上がってしまう恐れもありますが、何度も仕様書を書き直し、CGまで描き、
コツコツと準備を整えていきました。

楽器は出来上がってみないと解らない部分も多いのですが、ある程度予測をたてながら
各仕様を決定していきました。
当店は普段からフルオーダーのお客様も多いので、
そういったお客様のお相手をさせて頂いている経験がかなり生かされたと思います。


そこで、出来上がってきたショーモデルがこちら
大野楽器オリジナルギター ストラトポール 楽器フェア展示モデル

いかがでしょう?
程よく気持ち悪い(笑)感じに仕上がってますよね!
でも、狙い通りです。

シルエットはストラトキャスターのままですが、
シルエット以外はほとんどレスポールから流用しました。




大野楽器オリジナルギター ストラトポール

まず、ヘッド部の色に関しては、
通常のストラトキャスターはメイプルカラー(ナチュラル)か、ボディ同色です。
しかし、このモデルはレスポールにならって、ヘッドは「黒」

そしてペグも通常ストラトキャスターはクルーソンの丸くて銀色のものが
付きますが、これまたレスポールにならって
「緑掛かったプラスチックの物」を採用。
これが意外と大変で、
通常レスポールはヘッドの左右に3対3で取り付けられているので、
片側6連のタイプでレスポール用のノブが付いているペグは
ほとんど見かけないので、わざわざ用意して貰いました。

そして、ストラトキャスターのネックには一部を除いてほとんど
採用されていないネックバインディング(縁取りの白いライン)も施し
インレイ(ポジションマーク)も台形のレスポールの物を埋め込みました。





大野楽器オリジナルギター ストラトポール

ボディにも通常のストラトキャスターには見られない
ボディバインディングを施し、レスポール感を増しています。

ピックガードにはレスポールの三角形のピックガードに使われる
クリーム色の1PLYの素材を使用し、製作しました。



大野楽器オリジナルギター ストラトポール

ストラップピンにまでこだわって、
レスポール用のアルミ製の物をチョイスしてあります。




大野楽器オリジナルギター ストラトポール

ピックアップセレクターにも、ストラトキャスターに使われる
レバータイプではなく、レスポール用のトグルスイッチを採用。
もちろんボリューム&トーンノブもレスポール用です。

そして、このギターの要とも言うべきピックアップはもちろん、
「P-90」です。




大野楽器オリジナルギター ストラトポール

ちなみに、ブリッジは、アームを生かしてこそ2種を混ぜる意義がある
と考え、ストラトキャスター用のものをチョイスしました。

ジャックに関しても、CGではレスポール用の四角プレートも
描いてみたのですが、さすがにエグいので、
ストラトキャスター用の舟形ジャックプレートを採用しました。




大野楽器オリジナルギター ストラトポール
(1ピースのボディがよく解る写真です。)

材質は、マホガニーボディにメイプルネック、ローズウッド指板という
まさに混ぜこぜ仕様なんです。

しかし、これも適当なんかではなく、
マホガニー1ピースのボディに
マホガニーネックだとどうしてもサウンドが丸過ぎるので、
メイプルネックを採用する事でバランスを取りました。

本来のレスポールはマホガニーボディーに
マホガニーネックですが、TOPにメイプル板を貼り、バランスをとっています。
それと似た効果を狙っているんです。

また、メイプルネックの方が強度的にも安心出来ます。


肝心のサウンドですが、
これが非常に良いです!
抱えている感触は完全にストラトなんですが、
ストラトに比べ、明らかに中低域が太く、甘さがあります。
ただモコモコする感じとは違ってハリのある中域が気持ち良い。
音の立ち上がりはレスポールに比べると思ったよりも早く、
メイプルネックが良い具合にまとめてくれています。




と、長々と解説してきましたが、このモデル名前が決まってなかったのです。
ESP社との打ち合わせでは便宜上「ストラトポール」と呼んでいました。
本当は、「レスキャスター」とかの方がカッコよい?とか・・
あるお客様からは、ギブソンとフェンダーなんだから「フェンソン」にしろなんて言われたり(笑)
また別のお客様には「ギブダー」にしろなどなど様々な意見が出ましたが、
打ち合わせで何度も「ストラトポール」と呼んでいるうちに愛着が湧いてしまったので、
そのまま「ストラトポール」で良いかなぁ・・と。


そんなこんなで我が「ストラトポール」が2014楽器フェアに展示され、当店のお客様からも
想像以上の反響を頂き1本しかないショーモデルに対し、

「俺が買う!」 「いや俺だ!」 「いいから全員分造れ!」 などなど
もともとワタクシが買おうとしていた事なんて遠くに追いやられ・・・まさかこんなに皆さんが欲しがるなんて・・・・

とても有難い御言葉を戴き、当店オリジナルモデルとして販売出来る事になったのです。

と言葉で書くと簡単ですが、これにもまた紆余曲折あったわけで・・・。

普段からフルオーダーを受けているESP/Navigatorブランドとして
お客様からオーダーを受けるのなら何の問題もありません。
が、普段オーダーを受け付けていないEDWARDSブランドでのオーダーなので、
だいぶESPさんには無理をお願いしました。



そして、ようやく
大野楽器オリジナルギター
「ストラトポール」6本限定での発売に漕ぎ着け、
先日工場に進捗状況の確認に行って来たという訳でした。。。


ちゃんとお仕事してますよ、工場見学して遊んでいるわけではないですからね!!


大野楽器オリジナルギター ストラトポール大野楽器オリジナルギター ストラトポール

塗装が終わり、組み込み前のボディです。
塗装の具合などを確認しておきます。
下地からオールラッカーなので、1本1本具合が違うのもまた醍醐味です。


大野楽器オリジナルギター ストラトポール大野楽器オリジナルギター ストラトポール

ネックも確認。良い出来です。
仮にボディと合わせたりしてみます。
すぐ組み込んで、このまま持ち帰りたい!

が、そういう訳にもいきません。
これからギター造りで最も大事な組み込みが待っています。
ナットの成型、フレットのすり合わせ、ネックポケットの調整、
各パーツの取り付けなどなど。。

ここはしっかり時間を掛け、丁寧な作業が求められるんです。

皆様と同じ気持ちで楽しみに待ちます!




今月末の完成を予定しております。

オーダー頂いておりますお客様、
もうしばらくお待ち下さいませ。



また完成時にアップします。





~夏季休業のお知らせ~

誠に勝手ながら、
2015年8月10日から13日までの4日間を夏季休業とさせて頂きます。
※練習スタジオは営業しております。






~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686










2015年8月7日金曜日

工場へ行ってきました!



皆様こんにちは。

昨日は工場へ行って来ましたので、その時の模様をお伝えしようと思います。

工場に関しては、このブログでも何度かご紹介させて頂いておりますが・・・・。

http://macs-ohno.blogspot.jp/2015/03/blog-post_31.html

http://macs-ohno.blogspot.jp/2015/06/blog-post_30.html

今回は、、
株式会社イー・エス・ピー(ESP Co.,Ltd.)東京営業本部第一工場第二工場材料倉庫
を見せて頂きました。

「営業本部」や、「第一工場」は今までにも何度もお邪魔しておりますが、
「第二工場」と「材料倉庫」はワタクシも初めてです!

メディア等での露出もほぼ無く、今までベールに包み隠されていた場所なんです。

まず、各セクションの分類を簡単にしてみましょう。

第一工場・・・・ESP/Navigatorのカスタムオーダー製作。EDWARDSの製作。グラフィックや彫刻などの特殊加工など。パーツ部、在庫管理、出荷など。

第二工場・・・・ESP/Navigatorのカタログモデル等の製作。

材料倉庫・・・・ESP/Navigator等に使われるシーズニング前の木材の保管。


ざっくりですが、こんな感じで分けられているんです。

第一工場に関しては以前のブログ記事を参考にして頂ければと思います。
今回は、第二工場と木材倉庫のご紹介をしていきたいと思います。

ESP 工場 オーダー
第二工場の入り口を入ると、
その先にはESP/Navigatorカタログモデルの木工加工
のブースが見えます。

ESP 工場 フルオーダー
左手側にはシーズニング後の木材のストックルーム
があります。ここだけでも膨大な量の材料があり、
圧倒されます。

ESP 工場 オーダーメイド
カタログモデルと言うと、量産品というイメージかもしれませんが、
写真の通り、1本1本職人さんが緻密に製作しています。
ワタクシの印象としては、
カスタムオーダーと何も変わらない様に見えました。

むしろ、量産されているカタログモデルだけに、
均一なクオリティーを求められるので、
一点もののカスタムオーダーとは違った難しさが
あるのだと思います。

各職人さんが何度も何度も注意深くチェックしながら
作業にあたっているのが印象的でした。

ESP 工場 ネックESP 工場 ネック

ESP 工場 ボディ
大量のネックサンプルとボディサンプルです。
カタログモデルの「型」とも言うべき物が
全て揃っています。


ESP 工場 手加工
紙やすりを使い手で削る。
想像以上に手作業ばかりで、
機械の印象がほとんどありません。


ESP 工場 塗装
2Fが塗装部となっており、1Fの木工加工が終わった物に
塗装を施していきます。

この塗装ブースが何部屋もあり、
カラーごとに部屋の使い分けを厳重にしており、
色の混ざりや、ミストなどの塗装不良を防いでいます。

例えば、メタリックカラーはメタリックの粒子が舞う為、
どんなに掃除をしても完全除去が難しいので、
メタリック専用ブースでしか塗りません。

徹底していますよね。


ESP 工場 塗装仕上げ
塗装が終わった物を磨く作業です。
塗装面は非常にデリケートな為、
磨くというか、「研ぐ」の方がニュアンス的に合っている気がします。

電球の光を当てながら、
滑らかな表面を研ぎ出していきます。

ここでも圧倒的に「手」が最大の道具でした。

ESP 工場 レリック加工
レリック等の加工もここで行っています。
デザインナイフで緻密に細かな傷まで再現していきます。
非常に集中力のいる作業なので、写真を撮らせてもらうのも
気を使います。。お邪魔しました。。



と、ここまでが第二工場でしたが・・・。
この第二工場の中の温度が・・・。
平均35℃くらいもありまして・・・。

炎天下の外に比べればマシですが・・・。
かなり暑いんです。

聞けば、工場は粉塵が舞う為、強力な集塵機を使い
空気をクリーンに保っているので、
エアコンの冷気も一緒に吸い取られるので
冷えないそうです。

その中での細かい作業。
頭が下がります。

ちょっと見学した位で「暑い」なんて言ってすいませんでした。
これからも熱中症に気をつけて頑張って下さい。



ここから先は「材料倉庫」をご紹介させて頂きます。

ESP 材木置き場
あまりの日差しで写真が白っぽいですが・・・
セコムシールがたくさん貼られた秘密基地の様な倉庫が出現。

中に入ると・・・暑い・・・・
いや、すごい・・・
お宝が・・・





ESP 材木置き場内
大量のシーズニング前の材料がストックされています。
定番の木材から、激レアな材まであらゆる材料があります。

ESP 指板材
指板材の山です。
今ではなかなか入手が難しくなっている
質の良い指板材もありました。

ESP 材木置き場
圧倒的な物量。
そして質の高さ。

この倉庫の中も異常な暑さなんですが、
その暑さを忘れて見入ってしまいました。



このレポートで、ESP社の製作クォリティーはもちろん、木材マテリアル・ストックの素晴らしさを
感じて頂ければ幸いです。
ESP/Navigatorカタログモデル、カスタムオーダーをお考えの方にとっては少しでも安心感を
持って頂けたらとも思います。

今回案内をして頂いたESP社の皆様、作業を見せて頂いた工場の皆様、暑い中ありがとう御座いました。


長々としたレポートになってしまいましたが、読んで頂き、ありがとうございました。

でも・・・。これだと、ただの工場見学をしに行っただけ・・・・。もしかして遊び・・・。
みたいな感じになっていますが、ちゃんと別の目的もあるので、ご安心を。
ちゃんと仕事してますよ!

ただ、今回はここまで。
次回は何をしに行ったかを発表します。
お楽しみに~










~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686