2016年7月29日金曜日

新製品打ち合わせ!



皆様こんにちは。

大野楽器オリジナルブランド「Bruno」ですが、
まだまだ準備中の物が多く、販売開始された商品は
ピックのみという状態にも関わらず、
多くのお客様にご購入頂き、品切れ目前という状況です。
もちろん追加発注しておりますので、
今後とも宜しくお願い致します。


さて、そんな中、、、
「Bruno」ブランドの新製品、
シールドケーブルに使われるプラグの打ち合わせに行って参りました。

その模様をお伝えしようと思います。


Bruno シールド ギター
生憎の雨の中、
高速道路を約3時間。
素敵なシールドを作る為、ひた走ります。

Bruno シールド
既に大まかな打ち合わせは、
電話&メールで進めてはありましたが、
今回はサンプルなども多数用意してもらい、
質感や、形状の確認、
そしてより細かい部分の確認がメインです。
プラグ1つで数時間にも渡る打ち合わせでした(汗)

その後、、工場内部へと案内して頂き、生産工程などを見せて頂きました。


Bruno シールド
まずは素材です。
この金色に輝く棒こそが、プラグとなる材料なんです。
「真鍮」という金属の棒が大量にストックしてありました。
1本がおよそ3mほどはあると思います。

近くで見ると・・・

Bruno シールド
真鍮無垢の丸棒です。
生産する品物に合わせ、様々なサイズがありました。

その「真鍮」の丸棒素材を・・・

Bruno シールド
「自動旋盤」という機械にセットします。
この機械は、セットされた金属をプログラムされた
形状に削り出していく機械で、
摩擦熱を和らげるため、大量のオイルを
掛け流しながら加工をしています。

「自動旋盤」といっても・・・

Bruno シールド
機械を動かすのはやはり「人」です。
どんなに高性能な機械でも
それを的確にコントロール出来る
職人さんが居なければ成り立ちません。
プログラムはもちろん、
素材の個体差なども踏まえ、
許容誤差の中に収まるようにします。
ちなみに今回は誤差±0.02mmだそうです。
さすが「日本の物作り」といった感です。


ちなみに、大量の素材も、加工後にはこの通り・・・

Bruno シールド
ほとんど削りカスとなります。
「削り出し」という加工法はどうしても
無駄になる部分が多いのです。
その辺りは木材を削って作る
ギター作りに近いものがありますね。

ここまでは機械での作業が多いのですが、
ここから先はより職人さんの手作業が多くなっていきます。

Bruno シールド


そして加工を終えた部品を・・・


Bruno シールド
樹脂パーツ(絶縁体)などと共に
組み立てていく作業です。
ここも手作業で1本1本確実に作業します。


最後は仕上げと検品ですね。

Bruno シールド
端子部分の角度を一つ一つペンチで
修正し、仕上げていきます。

と、多くの作業工程があり、そして多くの職人さんの「技」
高品質な製品を生み出しているのだと実感しました。

今回、大野楽器オリジナルブランド「Bruno」では、
この素晴らしい「技」で、
完全に一から設計したオリジナルのプラグを生産して頂きます。

出来上がりが楽しみですね~。

おそらく、9月頃には発売出来ると思いますので、
もうしばらくお待ち下さいませ。








~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686








2016年7月16日土曜日

発売開始!



皆様こんにちは。
先日の当ブログの記事で発表させて頂きました
大野楽器オリジナルブランド「Bruno」(ブルーノ)ですが、
常連様をはじめ、多くの方々より応援の御言葉を頂き
大変嬉しく思っております。


さて、そんな中「Bruno」第一弾の商品が入荷して参りましたので、
ご紹介させて頂こうと思います。


「Bruno」ピックです!

ピックひとつにもしっかりとコダワっております。

個人でもオリジナルピックを製作してくれるサービスもあるかとは思いますが、
それと同じではわざわざ「ショップオリジナルブランド」の意味がありません。

今回は、工場を選ぶところからスタートしました。

まず、メーカーなどのピックを多く製作している工場もあたってみましたが、
クオリティは問題ないのですが、細かな仕様に関しての制約が多く、
なかなかこちらの求めている内容に対応出来ない状態でした。

次に、それほど大手ではないものの、アーティストなどから直接受注を
受けている工場をあたってみました。

「工場」というよりは「町工場」的な雰囲気ではありますが、
クォリティはもちろん、
非常にフレキシブルな対応が可能で、打ち合わせの段階から
こちらの求める内容に真剣に耳を傾けて頂けて、
チャレンジ的な部分も含めて協力して頂ける事となりました。

では、そのピックがどんな内容なのかというと・・・

ワタクシもかなりの種類のピックを試してきましたが、
1つの結論が出ました。

多くのピックは「Fender」から発売されている「ティアドロップ型」
を基本形にしています。

もちろん「The定番」ではありますし、個人的な好みもありますが、
ワタクシとしてはとても疑問を感じます。
その疑問とは、
海外の人に比べ、日本人の手は小さいのにピックは同じサイズ?
という部分です。
手が小さいという事は握り込める量が少ないので、
通常サイズのティアドロップ型だと、先端が出過ぎると感じるのです。

リード、ストローク問わず、しっかりとピッキングコントロールするには
先端を出し過ぎず、先端が極力短めになる様に握る事が大切です。

従って、海外メーカーのピックのサイズでは全長が「長すぎる」
という事になると思うのです。

という訳で、形状は「小振りなティアドロップ」に決定しました。



次に、素材ですが、最近では比較的新しい素材として
「ウルテム」素材や、分厚い「アクリル」を使用し1枚数千円という
物までリリースされていますが、、

今回は、なるべくフラットな「音響特性」
かつ、触り心地が滑りづらい「手触り」
そして削れていってもバリが出にくい「磨耗性能」

という非常にバランスに優れた「ポリアセタール」素材を採用しました。


本当はまだまだウンチクを書けるのですが、
十分「こだわってるな~」というのは伝わったかと思いますので(笑)


写真で御覧頂きましょう。

ピック ポリアセタール
実は見た目もコダワっていて、
「ブラウン」カラーです。
実は、ポリアセタール素材で「茶色」
はほぼ手に入りません。
かなり無理を言って用意して頂きました。



「Bruno」ピック エレキギター
Fender ティアドロップとのサイズ比較。
こうして比べると結構違いますよね。
弾きやすいですよ~。


「Bruno」ピック ポリアセタール ギター
素材からピックを生み出す機械。
写真では違う型がセットされていますが、
穴あけパンチの要領で打ち抜いていくんです。
かなりアナログですね。


「Bruno」ピック ポリアセタール
実はポリアセタールという素材は、
非常に印刷と相性が悪いんです。
ロゴなどの印刷が乗りづらく、
剥がれやすいんです。
今回は、印刷時の温度と圧力を細かく調整
して頂き、比較的強い印刷にチャレンジして貰いました。

「Bruno」ピック ポリアセタール
こだわり抜いた
「Bruno」オリジナルピック。
是非お試し下さい!





~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686







2016年7月8日金曜日

発表!!




皆様こんにちは。
本日は「お知らせ」が御座います。






この度、株式会社大野楽器では、
かねてより準備を進めていました新ブランド、
「Bruno」(ブルーノ)を立ち上げることとなりました。

ショップブランドである「Bruno」は、
弊社提携工房の強みを最大限活かし、
弊社スタッフが自ら「発想」し、商品開発を行います。
そして「販売」も自身が行う事で、様々な意見を吸収し、
他には無い商品を提案する事を目指しております。

今現在、「オリジナルギター」、「オリジナルベース」
「オリジナルエフェクター」、「オリジナルピック」
「オリジナルシールド」が進行中です。

今後にご期待下さいます様、
何卒宜しくお願い申し上げます。


株式会社大野楽器一同











~お問い合わせ~
MACS大野楽器・南越谷店
埼玉県越谷市南越谷1-16-10
048-986-8686